Joseph eats a snail / but doesn’t eat the small bird

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Joseph eats a snail

Gt,Vo,yoko
Ba,toshiro
Dr,kuranosuke

時に大きく躍動する轟音のなかでクリーンに涼しげに歌う
妙に不思議とポップさをなびかせて。

日本に女性ヴォーカルでインディーオルタナティブ・エモ・ポップなどを消化したサウンドはなかなか居ないと思う

ぼんやりと気づけば耳を傾けている

冷めやすい流行り、
評価の恐怖に世間の目、思い込み、偏見

自分たちの飾らない音で今を紡いでこの時代に日本の片隅にそっと残した名盤。

“but doesn’t eat the small bird

そしてその中で”twenty,,のMVをMINUS VIDEOSさんが作ったようで、こちらも是非チェックしていただけれたら、(minusvideo.tumblr

良いMVだなー、

再生ボタンを押したら景色が変わる音が画に詰まってる、もちろんCDにも。
シンプルに飾らないことが
キレイに似合ってる。

Joseph eats a snail

解散しましたが、ご縁がありインタビューさせていただきました。

そして、6/27の今日、
2曲『Gift』と『a little more』を残してくれました、是非聴いてみてください。
(今回のベースはbrowntroutのミソさんが弾いてくれたらしいです。)

ーーー

Q

6月7日、下北沢Threeで
Joseph eats a snail は解散しましたが、短かな活動期間でしたが、今振り返りどのように感じますか?

ーー

(yoko)
とても楽しかったです。学ぶことも多くありました。

(toshiro)
1年間でしたが,音源出したり企画ライブをしたりと,バンドとして一通りのことができたし,最後のライブも大好きなshipyardsのレコ発だったので満足しています。

(kuranosuke)
バンドとドラムを始めたきっかけがjoseph eats a snail だったので、終わるのはとても寂しいです。

活動期間が短かったですけど、ライブもそこそこできて、音源も出せて、Music Video も作っていただいて、バンドとして濃い1年をすごせたかと思います。

僕は、初めてのバンドで色々な経験をさせてもらって、誘っていただいたyokoさんには感謝してます。

ーーー

Q

Joseph eats a snail というバンドは
どのような活動をしてきた3人だったんですか?

ーー

(yoko) 
大学時代にコピーバンドサークルに入りバンドを始めました。
そのうちオリジナルバンドを組んだり、サポートで参加させてもらったりしました。

数年活動しない期間があったのですが、ここ一年でまた始めました。

ーーー

Q
Joseph eats a snail というバンドを始動させた経緯をお聞かせ下さい。

ーー

(yoko)
「バンドやりたいな」と思い、toshiro君に声をかけました。

その後、以前senseless recordsで偶然居合わせた少年(くらのすけ君)がドラムやってみたいと言っていたのを覚えていたので声をかけてみました。

ーーー

Q
『Joseph eats a snail 』バンド名の由来は?
あと音源のタイトル、 “but doesn’t eat the small bird” とは、どんな想いを込めたものだったんですか?

ーー

(yoko)
アルプスの少女ハイジで、セントバーナード犬がかたつむりを食べて
それを見たハイジが叫ぶシーンがあり、そこが好きなのでつけました。

そのセントバーナード犬が「ヨーゼフ」というのですが、
利口でとても優しいので、ハイジが大切に育てている小鳥を助けてあげるシーンもあります。

ーーー

Q
結成当時はどんな音楽を目指していたんですか?
どのようなバンドになろうという
コンセプトはありましたか?

ーー

(yoko)
強いて言うなら、
「シンプルに楽しく。」

とか書いてみましたが、
特にイメージもコンセプトもありませんでした。

ーーー

Q
曲はJoseph eats a snail を演る上で作られた曲たちですか?
どのような作曲創作をなさっているのでしょうか?

ーー

(yoko)
ヨーゼフをやるために作りました。

ギターを弾きながら少し歌ってみたのを録音なりして聴いてもらい、
2人にアレンジしてもらうという感じです。

ーーー

Q 今まで聴いてきたもの、培った影響が曲として
Joseph eats a snail の音楽スタイルに現れているとお感じでしょうか?

ーー

(yoko)
出てくる音は、音楽や暮らしや経験など、すべてから影響を受けていると思います。

けど、くらのすけ君のフレッシュなドラムと、軸にも華にもなるtoshiro君のベースと、微妙な自分の演奏スキルによってヨーゼフの曲とスタイルが成り立ちました。

ですので、2人には感謝していますし自分はラッキーだったと思っています。

ーーー
Q

皆さんはどのようは音楽を聴いてきた人たちですか?
ルーツミュージックや好みな音楽を教えてください。

ーー

(yoko)
特にこだわりはなく、演歌以外は聴きます。(演歌好きの方すみません)

(toshiro)
自分はパンク,ハードコアばかりですね。たまにデスとかブラックメタルとかも聴きます。

(kuranosuke)
今の音楽的知識はほとんどSENSELESS RECORDSから教えてもらったもので、エモ、オルタナ、パンク、ハードコアって感じですかね。
エレクトロも好きです。
レーベルだとpolyvinylが好きです。

ーーー

Q
“but doesn’t eat the small bird” の、中で特に思い入れのある楽曲はありますか?

良ければ楽曲の解説などお願いします。

ーー
(yoko) 
どの曲も思い入れは同等です。

”twenty,,は明るいパンクみたいに、
”Peter,,はわかりやすく、
”sleeping tree,,はちゃんとしてる、
”Daddy,,はやさしい感じ、
”From Summer,,は明るくポップ、
”near,,は吐き出し系。

上手い解説ができなくてすみません。

(toshiro)
”sleeping tree,,と”peter,,が好きです。

”sleeping tree,,はベースラインを一番練った曲です。”peter,,はその逆で,スタジオで最初に雰囲気で弾いたフレーズのままで一番練ってないんですが,意外とはまった感じがして気に入ってます。

あとは単純にコード進行が好きです。

(kuranosuke)
僕に作ってくれたって事もあり、”twenty,, ですね。

どの曲もですけど特にこの曲は最後のLIVEの時までドラムパターンをいじくってたので今の状況でレコーディングしたかったです。

ーーー

Q

Joseph eats a snail 活動してきた時間の中、印象に残ったエピソードをお聞かせください。

ーー

(yoko) 
”twenty,,にまだ名前がついていないとき、

「成人を迎えるくらのすけ君おめでとう!タイトルはtwentyにしますー!」とか言ったら、

「僕今年で19になります」

って返されたときの衝撃は忘れられません。

あと、MINUS VIDEOさんがいつの間にか広報担当みたいになっていたのが面白かったです。

(toshiro)
練習のたびにkuranosuke君が上達していくのが面白かったです。

(kuranosuke)
1番最初のLIVEの時にカウントを間違えた事をセンセレスの土屋さんにめちゃくちゃバカにされた事ですかね。

ーーー

Q

色々と諸事情があり、はじめから活動期間を限定されていたようですね、
今後はまたどこかで音楽をするとかはお考えでしょうか?

ーー

(yoko) 
特に何も考えていません。

他で組んでいるバンドはありますが、とてもゆっくりペースでやっています。

ヨーゼフの活動は終わりましたが、2人の他のバンドのライブを観に行きたいなと思っています。

(toshiro)
自分はthe autumnもありますし,くらのすけ君から誘いを受けてるのもあるのでバンド活動は続けますが,ヨーゼフとしてはもうないんじゃないかな?と思います。

良い形で終われたので。

(kuranosuke)
僕は、Bottle keep town ってバンドとひっそりギターとドラムの2人編成で動きはじめてるBurnt down the whole it をやっています。

toshiroさんがやっているautumn も含めて2バンドにドラムで声をかけていただいて、どちらも受けさせていただく予定です。

joseph eats a snail としては、もうやらないかと思います。
一緒にやりたかったバンドが多いので少しやりたい気持ちはありますが…。

ーーー

Q

コレは聴いて欲しいなーってアルバムや曲を是非教えてください。

ーー

(yoko) 
senseless recordsに行くとかっこいい音源を聴かせてくれて教えてくれます。

最近よく聴いているのは、
shipyardsの2nd album
「about lights」のFalling from palmです。

あと、
まだ聴いていませんが、malegoatのこれから出る音源はどれもかっこいいと予想しています。

youtubeですが、
”this drummer is at the wrong gig”

くらのすけ君がいずれあんなドラマーになってくれたいいなと思います。

(toshiro)
もしヨーゼフの曲の感じがお好きなら,フランスのalcestやamesoeursやles discretsとかのポストブラックバンドも気に入ると思うので聴いてみてはいかがでしょうか。

あとはshipyardsの音源はどれも必聴です。

(kuranosuke)

「golden holy / golden holy」
「 embrace / embrace」
「animal collective / strawberry jam」
「 cex / know doubt」
「 the field mice / coastal」
「 mock orange / captain love」

聴いてほしいと言うか、よく聴くやつです。

この曲は聴いてほしいです。

ーーー
Q

最後の質問になりましたが、
このインタビューを観ている人にメッセージをお願いします

ーー

(yoko) 
読んでいただきありがとうございました♪

(toshiro)
こんなバンドに興味を持っていただいてありがとうございます。
もうライブをする機会はありませんが,音源とかyoutubeに上がっている動画などで楽しんでいただければ嬉しいです。

(kuranosuke)
長々読んでいただいてありがとうございます。

僕らは、解散しましたがサウンドクラウドや音源で長く聴いていただけると嬉しいです。


Joseph eats a snail

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Nostalgic four past and Cigarette end / S/T

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  1. 視覚的メタファー
  2. 境界線
  3. Canaria
  4. 最前線で撃て

3rdrecords
レーベルインフォより

過去を懐かしむことのできる人達は幸せである。
未来が吸殻のように朽ち果てるとしても。
良かった事を思い出し、暗い将来を想像し、誰の為に生きていくのか。僕の心は何処にある?産れ落ちた瞬間、心臓は秒読みを始めて、理解しているのに気づかないふりをして、日常を曖昧に過ごし、他人を羨むくらい自分に満足できないでいる、今。

抱える漠然とした不安。

そんな些細なものと対峙した時に、僕の声は張り裂けそうになるし、楽器は搔き鳴らすしかない。

不器用にでも、この漠然とした不安を現すにはそうするしかなかったのだ。それでも信じている。
誰しもが抱える問題なのだと。

誰しもに陽の目を見ない、直視できない、忘れていたい事、感情があること。しかし、それが根本をなし人間を体現していること。
自分の核を歌詞にし、感情と共鳴する音を鳴らすことで僕の想いは伝わると。

ーーー

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Nostalgic four past and Cigarette endのライブは、ただただ息を飲む

感情のまま、かきむしるほどに荒くも底にある純粋さは揺るがず

言葉に出来ない一節が一節が
心の奥底からこみ上げていく。

この若さからなる生々しい秘めたる放出は類見ない、

間違いなく彼ら自身が持っているオリジナリティーといえる。

訴える激情を絵に出来るだろうか?

落ちてはすくい上げるように空にまた飛べと。「Canaria」

個人的に大好きな曲なんです。

彼らが掴もうとしている景色は?

京都からなる鬼才
Nostalgic four past and Cigarette end、
それはひとつの激情の絵。

まだ評価が追いついていない日本のバンドのひとつだと思います。

今秋9月にFURTHER PLATONICS recordsよりミニアルバムをリリース

それに先立ってTOWER RECORDS限定シングル「kabuki. EP」8/20にリリース

Nostalgic four past and Cigarette end
というバンドについて、川本景大さんからインタビュー頂いております。ありがとうございます!

ーーー

Q
よろしければ、『Nostalgic four past and Cigarette end』というバンド名の由来と、結成までの過程、メンバーさんの自己紹介をお願いします。

ーー

はじめまして。京都を拠点に活動していますNostalgic four past and Cigarette endです。

バンド名の由来に関しては口頭でざっくりお話しても割と長くなる為、文章で説明するには僕の技量が不足しているのですが、

「過去」と「未来」や「正義」と「悪」の様な
両極の意味を持つ言葉をandを起点として”Nostalgic four past,,と”Cigarette end,,の言葉に置き換えた名前です。

andが核であり、

「現在」や「互いの掲げる正義の中立地点」などを意味し、
そこに生じるジレンマも含んでいます。

左右の言葉について簡潔に述べると、バンドへの憧れや躊躇いと
大きな勘違いから生まれたバンド名です。

我々『Nostalgic four past and Cigarette end』は元々当時の同じ大学、同じ部活のメンバーで結成しました。

結成後に就職活動など
それぞれの岐路に差し掛かった事もあり、当初のメンバーで残っているのは ba/vo川本景大と gt/voテラダコウジの2名です。

その後dr佐藤修介とgt南條良太が加わり現在のメンバーとなりました。

時期的な偶然も重なっての現体制ですが、互いに必然性は感じていたと思います。

ーーー

Q
asayake no atoも秋に全国流通の音源をFURTHER PLATONICS recordsからリリースするという記憶に新しいニュースでしたが、

Nostalgic four past and Cigarette endも9月にFURTHER PLATONICS recordsからミニアルバムをリリースするにあたり、
それに向けて全国タワーレコード限定シングルの発売ということで、

FURTHER PLATONICS recordsからリリースということで、どのような経緯でリリースがお決まりになったのでしょうか?

ーー

FURTHER PLATONICS recordsからのリリースは、
前作S/Tのリリース元になった3rd recordsが今年からFURTHER PLATONICSと提携(合併)したことがきっかけです。

正直なところリリースに関しては上記の流れに身を任せた形でした。

次の作品に向けた話をしていこうと思った矢先の事だったので、
当初は僕達がFURTHER PLATONICSからリリースする意味などを深く考えることはありませんでした。

FURTHER PLATONICS recordsはstereo typeをはじめ、weaveやAnthology three chord, And Protecterや sewi, passive chord等々数多くのバンドをリリースしていますが、それぞれが表現に用いるジャンルは様々で、けれどバックグラウンドにある音楽はどこかで共通しているバンドばかりだと感じます。

僕は自分達の音楽をパッと聞いた時にまず印象に残るのは突きたてる様に曝け出した人間的な「歌」だと思っています。

音楽的な部分にも勿論こだわりを持っているので、FURTHER PLATONICSから僕達の音楽がリリースされた時に「ノスタルって意外とファーザーにマッチするんだ、」だとかレーベルの中にまた新たな一面が生まれた、と感じてもらえると嬉しいです。

ーーー

Q

Nostalgic four past and Cigarette endというバンドは巷では叙情系/激情系ギターロックバンドと呼ばれてますが、どのような音楽を核に置いているんですか?
どのように曲を作られているんでしょうか?

ーー

各々が影響を受けたりルーツになっている音楽は多々あれど、
バンドとして核に置く音楽は特に決まっていないのかな、と最近思います。

僕で言うと元々どうしても洋楽を好きになれないまま20歳を越え、その頃知った”MIRROR,,と”JARNAL SPY EFFORT,,を聞いて本格的にバンドを始めたいと強く思いはじめました。

そこから”Ghost and Vodka,,や”mogwai,,などを知ったり、バンドを続ける中で出会った音楽をカッコイイと感じてから、
これまで聞くのに抵抗があったであろう”SLINT,や”sleepytime trio,,” Gang Of Four,,などを好きになりました。

メンバーそれぞれに好きな音楽があり、自身のプレイやフレーズのルーツになっています。

核を置かないというのはそういった自分の好きな音楽、カッコいいと思った音楽を闇雲に否定しないところからきています。

「この音楽好きなんだけどノスタルをやるには必要ないかな」なども思いません。

メンバーの誰かが好きな音楽をメンバー全員が好きになる必要は無いと思いますし、

メンバーの誰かが嫌いな音楽をメンバー全員が嫌いになる必要も無いと思います。

ただどちらも聞く姿勢はとても重要だと思っています。

特に誰かが好きな音楽を皆で共有する事はいつまで経っても楽しいです。

毎回の曲作りの際に大体のイメージとして主軸に持ってくる音楽はあるのですが、あまりに「俺達はこうなんだ」と固執し過ぎても、自分達自身を狭める結果になると考えています。

自分達の音楽は、バンドの核となる音楽を決めるよりそれぞれのパーソナルな部分からアイデアを引っ張り出してきた方が多様性も増し、他のメンバーの想像を超えるものをもたらすと思います。

曲作りは使いたいギターフレーズやドラムパターンから進行を決めていく事がほとんどです。

メロディに関しては後のせですが、大まかには既に浮かんでいる事が多いと思います。
歌詞も同じくですが、ジャムって出来る事は殆どありません。

9割が進展せず没になります。

ーーー

Q.

儚さへの虚しさ、それでも絶対的な【君】という存在が救いで、迷いながら、もがいてみようとする
ヒューマニズムを感じるS/Tの四曲ですね。

どの曲もタイトルからしてかっこいいですね。

はじめから収録するために用意した四曲ですか?

ーー

どの曲もS/Tの為に作った曲ではありません。

M2境界線は当初予定では録れないと思っていたのですが、録りが順調に進んだ為より良い音源にしようと思い、急遽レコーディングしました。

それまでの現状を置き去りにしたくて曲作りを行っていたので、S/Tを作るためかと聞かれると答えは「ノー」です。

僕達はレコーディング前以外スタジオで曲作りをしない日は無いので、ひたすらに作りたい曲を作って、それらを纏めるという形が多いです。

ーーー

Q

M4の最前線で撃て、M3のCanaria…、
全曲どれも好きですが、

どの曲がバンドとして1番はじめに出来た曲でしょうか?

あと1曲ずつ、どのような想いで作られたのかを解説していただけますでしょうか?

ーー

1番初めに完成したのは2曲目の『境界線』です。

この曲はそれまでの曲の作り方を捨て、シンプルにシンプルに作っていった曲です。

それが聞きやすさに直結するわけではないと思いますが、曲構成や進行などは作中最もシンプルです。

先述した現状の置き去りへの第一歩となった曲で、歌詞は精神を磨耗して振り絞った感情さえ対象に届かないような孤独と絶望を歌っています。

1曲目の『視覚的メタファー』は感動とそれらに疎くなり過ぎた自分達を含む人々の心を、

3曲目の『Canaria』は周囲やその誤解を恐れず高みを目指した飛翔、

4曲目『最前線で撃て』は絶望を目前にした憂いとそれに対する覚悟をそれぞれ歌っています。

前回のツアーファイナルにて限定配布したライナーノートにて書いているので詳しくは伏せさせてもらいたいのですが、簡潔に言うと以上です。

ーーー

Q

まだ結成3年という活動の中で
独特な佇まい、一音鳴らしただけで、惹きこむような巻き込まれるような力を持っていると感じられるNostalgic four past and Cigarette endがライブで表現したいことはなんですか?

ーー

楽曲で表現したいこと、伝えたい事は主に歌詞に凝縮されているのですが、これはライブでも表現したい事の一つです。

それらはライブにおいて音源以上の説得力があると思っているので、歌詞やフレーズを噛み締めながら
その曲をその瞬間に放っています。

僕自身はプレイヤー気質というのか、楽器を弾いて歌を歌って、4人でライブをする事がとても楽しいと感じている人間で、感情があまり表に出て見えないと言われることもよくあるので非常に難しい質問なのですが…。

こういう僕でも感情が昂ぶる瞬間は確実にあります。

その日のイベント、他の出演バンド、そしてお客さんと触れ合う事でその瞬間における伝えたい事は変わりますし、その日に1番力が入る曲や歌詞、フレーズも変わります。

僕達が一曲一曲で表現したい事を全力でライブという形にする中で来てくれたお客さん達に心から楽しんでもらいたいという思いが強くあります。

ライブにおける表現というのは歌詞であったり楽曲やフレーズの濃度や、それらに込めた意味、
ステージでの立ち振る舞い等様々な要素が混ざり合って一つの表現となっていると思うので、ハッキリと答えるのは本当に難しいです。

自身で誇れる曲を作って
その日その日のライブで全力を尽くし、多くの人に聞いてもらう為に日々の生活が苦しくても続けているので、ライブで全面に出ているのは僕達の生き様なのだと思っています。

それを見てくれた人達がカッコいいと感じ楽しんでくれたら、
それが僕にとっての表現だと感じます。

ーーー

Q

世に出ているのは
まだ四曲、プラス一曲(Tシャツ購入者配布)だけですよね?

タワーレコード限定の音源とミニアルバムはどのような作品になりそうですか?

ーー

前回の作品を確実に越えました。

連続リリースという事で少し段階を踏んだ内容になっています。

また、先述にあるライナーノートを持っている方は聞いた時に気付く事があると思うのでそちらも一つの楽しみとしていて欲しいです。

是非聞いて下さい!

ーーー

音源を発売ともない、これからの活動予定を可能な限り教えてください。

ーー

6/23(fri)@京都三条VOXhall
『TODAY IS THE DAY』
open18:30 / start19:00
adv¥1,800 / door¥2,300
act/fifi(東京), Phonon(名古屋), Laugh of dawn, Nostalgic four past and Cigarette end

6/28(sat)@西院GATTACA

6/30(mon)@栄RAD
Elinica 1st single「ウィステリア」レコ発
open 18:00 / start 18:30
adv 1,500 / door 2,000
act/Elinica(大阪), Nostalgic four past and Cigarette end, (thee) things as they are, サイフォニカ, MADLICK

7/6(sun)@高松TOONICE
open 18:00 / start 18:30
adv 2,000 / door 2,500
act/alligator 13 foot, nim(京都), Nostalgic four past and Cigarette end(京都), Look at moment, LOUD SPEAKER
and more…

7/13(sun)@西院GATTACA

7/26(sat)@京都 Rinky Dink Studio
YOU’LL LIVE JAPAN TOUR 2014
start / TBA
ticket / ¥2,000
YOU’LL LIVE (US), Nostalgic four past and Cigarette end, Raptor, zdzis law,
+ more!

8/10(sun)@西荻窪FLAT

そして9月よりリリースツアーが始まります!

詳細はホームページ

http://3rdrecords.com/nfpace/
にて随時あげていくのでチェックしていてください!

ーーー

Q
この音楽が自分を作った、影響を受けたという音源を教えてください

ーー

Tierra / L’Arc-en-Ciel
on, then, in / MIRROR
ST / JOURNAL SPY EFFORT
Gymnopédies / Erik Satie
Spiderland / SLINT
Memory-Minus / Sleepytime Trio
勝訴ストリップ / 椎名林檎

全て僕にとってのあるきっかけとなった音源です。

ーーー

Q

このインタビュー記事を読んでいる皆さんにメッセージをご自由にお使い下さい!

ーー

思っていることや考えている事を正確に言葉にするのがとても苦手な僕ですが、興味を持ってもらえたら嬉しいです。

8/20にTOWER RECORDS限定シングル「kabuki.EP」9/10にミニアルバム(タイトル未定)をリリースします。
先述の通り連続リリースという事もあり段階を踏んだ内容になっているので是非聞いて下さい!

ーーー

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http://youtu.be/15m_NI6xZdI

the FURT / The Epilogue of “Art is everything.”Prime,,

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the FURTは京都に拠点を置く、1人の若い芸術家が始めたプロジェクトだ。

鋭敏な共感覚を持ち、
純粋な作品を生み出し続ける彼は、
油彩画、アクリル、パステル等様々な画具を使う画家であり、さらには割り箸で建築模型を作る造形作家という特異な顔も持つが、

the FURT名義での創作活動の中心は「音楽」を据えており、全ての楽器を1人でこなし、レコーディングエンジニアとしての仕事やアートワークのデザイン等も担当している。

the FURTは2013年に始動し1年かけてアルバムを製作、

ほとんど無名のまま今年1月にiTunesでアルバム『Art is everything.』をリリースした。

視覚的刺激の強い創造的かつ想像的なエモとして、感性の鋭い早耳リスナーにより少しずつ名を広めている。

そんなthe FURTが、2014年6月20日にiTunesでシングル『Prime』を発表。

「優しさ」と「あたたかさ」を最大限に詰め込んだ魅力的な楽曲となっており、the FURTの新しい一面を覗かせている。

https://itunes.apple.com/jp/album/prime-single/id887315728

僕は映画の評論家でも
どこかの学者でもコメンテーターでもアナバプテストでもない。

『人生とは儚く美しい』

という、

ただの言葉の器に込めるイメージは人によって変わっていく。

ページをめくって物語が巡っていくように、

次々と通り過ぎ離れてく一瞬一瞬が
自分の物語のあとがきを変えていく。
例え誰もが同じスタートを切ったとしてもエンドロールまでに
それぞれの想いを見出すように、

同じ物語でもあとがきは変わっていく。

8トラックレコーダーで1年かけて
ひとりで創りあげた「Art is everything.」は『夜、小さな部屋でひとりヘッドホンで聴いたときに「Art is everything.」という世界のドアを開いて冒険に連れて行ってくれるようなものでありたい。』

そんな想いを込めた作品だった。

『眠れる夜の妙薬』はOwl Cityのキャッチコピー

the FURTの「Art is everything.」というアルバムにも僕はそう名付けたい。

誰かが言ったエモは自慰めな音楽と
、幸せになれない音楽と。

僕は思う、

ささやかな希望に揺れる四季の心情に彩る風景も、
あの日のセピアに染まる背景も、
褪せたベンチを懐かしむ心の感触
在っての自分が「Prime」を聴いて

エモってのはジャンルじゃなくなった。

そして、

『天気の良い日に車でドライブ中に聴いて、穏やかで心地よく気持ちよくなるような軽やかさも出したかった。
じっくり聴いて、日常のBGMにもなるような、その両方を満たす作品でありたい』

願い事をしていても、じっとしていても
心が寒くて出口すら見えない夜だって
 

それでも僕らが生きていく世界に託した、その光はまぶしく輝いたふたつ目の願い。

本当は生きることすべてが、
絶え間ない幸福感に浸っている。

夢中になれるチャンスが目の前にある

空白から溢れてくるもの、
込み上げていくもの、
芸術は自分のなかにある、
そこから生まれる表現

それは触れられなくても感じる

言葉なんていらなくても通じ合うあの瞬間のような、

まるで、心許せる友人と時を共にするような圧倒的な心地よさが包んでくれた。

下手な知識も、盾にしたプライドも理屈も御託も正義や悪も、
なにもかも意味を持たなくなるくらいに。

胸の奥深くで、また熱くしてくれる何かを僕らが知ってるということを思い出させてくれる。

すべてが掛ってる今この時も

the FURTの音楽は心を鷲掴みするのではなく、押し付けるのではなく、
そっと心に寄り添うような音楽だ。

Primeは心の輝きを放ってくれる曲

音楽でしか生きれなかったthe FURTが描き着いたユートピアの向こう。

彼は誰かの世界の涙腺を濡らす4分の交響曲を鳴らした。

希望を蒔いた日常という大地にthe FURTという樹が生い茂る

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ーーーー

Q1

少しずつ、着実にバンド活動への兆しが見えてき、今年1月iTunes Storeで『Art is everything.』発売からの後、『Prime』 の発表、今の心境はどのような感じですか?

ーー

ひとつの物語を無事に描き切ることができ、ホッとしています。

製作は行き詰まることも多かったのですが、試行錯誤を繰り返しながら最終的には思い描いていた通りの作品をつくることが出来て良かったです。

”Prime,,という楽曲、
そしてこのミュージックビデオをひとりでもたくさんの方々に届けるために精一杯努力していきたいですね。

ーーー

Q2

夜、小さな部屋でひとりヘッドホンで聴いたときに
「Art is everything.」という世界のドアを開いて冒険に連れて行ってくれるようなものでありたい。日常のBGMにもなるような作品でありたい。

とおっしゃっていましたね、

僕は大成功な作品、名盤だと思います。今、出会ってない人も、
いつか出会った時にthe FURTの想いは届くと思います。

そして今回はthe FURTとして発表した新曲『Prime』

この曲はどういうインスピレーションを受けて創作を始めたのですか?

ーー

ありがとうございます!

実は前回puFF。の記事に取り上げていただいた時、アルバム『Art is everything.』のダウンロードが伸びたんですよ!笑

the FURT / Art is everything. インタビュー

今回、こうして新曲Primeへのインタビューもいただいて本当に感謝でいっぱいです。

Primeは、2014年1月15日にアルバム『Art is everything.』をiTunesで発表した2週間後には、ひとつのイメージが完成していました。

曲の最初のインスピレーションは、小高い丘から街を見下ろしている情景のイメージから来たと思います。

メロディーが浮かんだときから、
この曲はきっと優しさの込められた音楽になるだろうなと感じていました。

いろいろな優しさがありますが、

この曲の主人公はきっと心に痛みを抱えているんじゃないかな?

とても辛いことがあって、
心を閉ざしたんじゃないかな?

アレンジが出来上がって
全体が浮かび上がる頃には
そう思うようになっていました。

でもきっとこの主人公は、生きる希望を新しく見つけたんだ、と。

そんな風に曲の主人公と心の中で対話していくように完成した曲です。

心の中にいる友達の曲というか。

僕の中で、Primeはアルバム『Art is everything.』の後日談だと思ってて。

でも、それは『Art is everything.』の世界には存在しなかったものだと思うんです。

Primeがアルバムと違うのは、この曲はどこかへ連れて行ってくれる音楽じゃなくて、世界観は現実的なものだと思うんですね。でも現実的だからこそ、身にしみる優しさってあるじゃないですか。

僕はここを『Art』か『Music』の境界線のように思うときがあるんですが、自分の心の中に閉じこもっていた主人公が、アルバムでの体験を経て、きっと現実の世界で一歩踏み出した、その最初の一歩がこの曲なんじゃないかな、と。
だから、ボーカルを録るときに、そういう主人公の優しさや力強さを表現しようとレコーディングにのぞみました。

サウンド的にも、音のまとまりを意識し過ぎないで、あえてアルバムよりも荒削りなギターサウンドを使ってみたり 、イントロとアウトロではピアノとストリングスで主人公のピュアな感情と感覚を表現してみたり。

録り終えたとき、全体を通して、優しさの中に甘酸っぱさがあると感じて、そこが気に入っていたりします。

ーーー

Q3

ミュージックビデオにはどういったビジョンがあったんですか?

前作 Art is everything.収録の Finも自分でミュージックビデオを作り、今作 Primeも作りましたが
曲を作る作業とミュージックビデオを作る作業では表現的な違いはthe FURTにとってどのような感性で表現しているんでしょうか?

ーー

MV製作中は、「自分にとって”Prime(最良のもの)”とは何だろう?」と考えていました。友達、家族、音楽、芸術、人生、、、言葉では簡単に表すことが出来ても、どう映像で表現しようかなあ、と。

映画を撮るわけではないので、映像ではなく音楽が主役として考えていましたし、何よりも音楽を引き立たせる映像を撮る必要があったんです。

アイデアは浮かぶものの、iPhoneを使って僕ひとりで撮影から製作までを行うので、人を主役にしたシーンなどは撮影的に少し無理がありましたし、限られた環境の中でどういう表現が出来るのだろうと試行錯誤を繰り返しました。

電車の窓から外の風景を撮ったり、最初は京都で日常の風景を撮り始めたのですが、
うまく形にならないまま何週間も過ぎて、もうこれは完成しないんじゃないか・・・?
と諦めかけたときに、気分転換を兼ねて
ふと淀川の河川敷に行って歩いてみたんですね。

花火大会の日とは違って、普段の淀川の河川敷はそんなに人も多くないし、風にあたりながら すっきりアイデアを考えることが出来るんじゃないかなと。

河川敷の階段に座って、対岸を見つめていると、太陽の光が梅田の高層ビルを照らしていることに気づいて、それがすごく綺麗だなと思って。

そのとき、Prime は町ではなくて街の中で生きる主人公を描いた音楽なんだと感じました。

そこからの製作スピードは本当に早かったですよ、
夕方から夜にかけて梅田の街やスカイビルから見える広大な街灯りを撮りました。

ひとつ意識していたのは、
夜景をロマンティックなものではなく心象風景として捉えることでした。

これからどうなるんだろう、
人生どう生きていけば良いんだろう、

悩みは尽きないけど、
風にあたりながら、なんとなく、ぼんやりと綺麗な景色だなあと感じているような。

写真や映像を撮り終えると、いよいよMVの編集に入ります。

構想としては「Art is everything.」の後日談ということで、
リードトラックとしてアルバム配信開始のちょうど1年前にあたる2013年1月15日にYouTubeで公開したFin.のMusic Videoの映像をどこかに使おうと思っていました。

Fin.のMusic Videoは全体的にセピアやモノトーンのような色調で製作したのですが、その後日談として考えたときに、色彩が色づいてゆくという表現が1番良いと思って。

何かが少しずつ動き出すような、そんな感覚を与えてくれるんじゃないかなと。

それでサビの映像や、その前後に、Fin.のMVで使った写真や動画を入れて、セピアやモノトーンの映像が徐々に色彩を帯びてゆく編集を行いました。

Fin.のMVは、ずっと歩いている動画を撮影したわけではなくて、

2012年の5月、

ちょうど今から2年前、僕は早朝に淀川を歩いて渡っていて

そのときもいろいろ悩みを抱えていて、でも橋を渡っているとき、その景色がすごく綺麗だと思って。
思わずiPhoneで橋を渡っている数分間を録画したんです。

で、Fin.ではその中で何歩か歩いている映像をループさせて使ったんですよ。

だから、その後日談ということは、その歩いている先で僕の目にその時映っていた景色を見せようと。

Fin.に使った歩いているスニーカーが映るっていう構図、単に歩いていくことを表しているわけではなくて、もしカメラのレンズが自分の目だと考えると、これは下を向いて歩いているわけなんですよね。

だから気持ちが元気とかじゃなくてどちらかというと落ち込んで歩いているわけで。

Primeのサビでは、その落ち込んで下を見ながら歩いている映像から、ふっと目線の角度が上がり、橋を歩いている風景へつながっていきます。

そういう意味でも、Primeの主人公は何かを決断したか、
そこまで行かなくても少しずつ歩いていこうと頑張り始めたんじゃないかな 、と思います。

少なくとも何もかもおしまいだと思っていた主人公はアルバムを通して成長し、
Primeで最良のもの(それが何かをハッキリ自覚出来ていなくても)がなんとなく分かって、周りにどんどん追い抜かれても、取り残されても、それでも一歩ずつでも進んで行こうと決めたんだと思います。

『Prime』の主人公には、1秒でも多く笑わせたいと心の底から思えるような大切な恋人でも出来たんでしょうか。

うらやましい!!笑

このPrimeは、最初のサビまで一気に駆け上がって、そのあとゆっくり歩いていくようなイメージで曲を構成しています。

最初のサビまでは、遠回りしたり悩んだりしながら、時間だけがどんどん過ぎていく。

サビ前で一度静かになる部分では、自分だけが世界から取り残されているんじゃないか?という不安を表現してみました。

そのあとサビに突入してからは、自分の意思で少しずつ歩いて行こうとする主人公をうまく描けたんじゃないかなと思っています。

MVの最初のサビまでは写真に言葉を入れてみました。

英単語で完結に表した言葉は、
僕にとって大切になって来たものと、ずっと変わらず大切なものです。

サビ直前に現れる日本語の文章は、僕の日記から選びました。

シンプルですが

『少しずつでいい。歩いていこう。』

は、最もこの曲を表した言葉だと思います。

感覚的には、曲を作ることと、MVを作ることはそんなに変わらないのですが、自分でMVをつくるということは、曲をつくったときにはハッキリと自覚していなかった

その曲の細かな場面を、
しっかりと認識するということだと思います。

ぼんやりと見える情景を、
ぼんやりと情景が見える瞬間を鮮明にイメージするというか、

技術的にも環境的にも、
映像作品の製作は僕にとって限界がありますが、
その制約の中で工夫していくことが作品を自分がより理解することに繋がることもあります。

音源だけを録り終えたときと、MVを作り終えた今とでは、
僕の中で『Prime』という曲を理解してあげられている度合いは格段に上がっていると思います。

MVの製作での難航は、曲を本当に理解してあげることの大変さを僕に感じさせてくれたし、無事にこうして発表出来た今、本当に嬉しいです。

ーーー

Q4

『Art is everything,』を作り上げて
『Prime』の発表までの期間は、サイドプロジェクトを含み、過去の作品をaudioliafやSound Cloudで発表したり、

水面下ながら着々とthe FURTとしの才を発信していらっしゃいますが、
the FURTという音楽家はどのように音楽と出会い、音楽や絵を創り描こうとした、きっかけみたいなエピソードを教えて下さい。

ーー

幼少期は自然の多い小さな町で過ごしたので、そういった環境が感性を育んでくれたと思います。

両親とも芸術を愛していたので、その影響もありますし、
左利きであることも多少影響しているのか発想力や想像力は高い子供だったと思います。

でも子供の頃は音楽が嫌いで、画家に憧れを抱いていました。

小学校のときも音楽のテストは一桁だった気がします。
何よりクラスで1番音痴だったと思いますし、音楽なんて何が楽しいんだろう?と思っていました。

今となっては笑い話ですが、

クラスで合唱の練習をしているときに、隣の女の子に『半音ズレてるよー!』と言われるぐらい音痴でしたからね、僕は。笑

それが小学校高学年になると、家にあった父親のアコースティックギターが気になりだして。
簡単なコードを3つほど教えてもらった後は、教則本等は一切読まずにどこを押さえるとどんな音が出るんだろう?とわくわくしながらギターを弾き始めました。

ギターの始め方がこういうものだったのが、後の僕の作曲に本当に大きく影響を与えたと思います。

コードから作ったり、チューニングから作ったりという。

中学1年になると、校外でバンドを結成し活動を始めました。

僕は相変わらず音痴だったので、バンドでは曲をつくることとギターを弾くことを担当していました。

このときにはもう洋楽を中心に聴くようになっていて、
中学時代の先生が本当にいろんな音楽を知っていて楽器もなんでも出来るすごい人だったので、
その恩師に本当にたくさんの音楽を教えてもらって、

彼には人間的にも音楽的にも本当にたくさん学ぶものがあって、

彼と出会わなければ
今のthe FURTは間違いなくなかったと思います。

いろいろな楽器も触らせていただく機会がありましたし。

その後メンバーチェンジ等あって、僕はギターからギターボーカルという立ち位置になって。
必死で音痴を直すために歌の練習をしました。笑

高校時代には今Crossfaithのベーシストとして世界的に大活躍しているHirokiくんや、Fear, and Loathing in Las Vegasで活躍するMinamiくんが在籍する前身バンドとライヴハウスで出会って。

お互いMaeが好きだということで仲良くなって、
彼らにたくさん洋楽indie、emo/screamoバンドを教えてもらって。The New AmsterdamsはHirokiくんに教えていただいたんですが、前回のインタビューにも書いた通り、僕の最も好きなアルバム3枚の中の1枚となっています。

18歳のときにギターを持って一人暮らしを始めてからは、いちからメンバーを集めて多くのバンドと同じようにライヴハウスに出て、音源を発表し、バンド活動をしていました。

ケンカしたり笑ったり、
そんな時間を少しずつ積み重ねながらバンドで信頼関係を築いていって、、、

結局そのバンドは解散してしまったんですが、同時にそれはthe FURTとしての活動のスタート地点にもなって。

そこから今に至ります。

振り返ってみると、小学校のときはクラスで1番音痴だった僕が、今はボーカルギターとして音楽をしているなんて。

10年努力を少しずつ積み重ねたら、音痴でも変われるんだなぁ、と不思議な気持ちです。笑

ギターでもベースでもドラムでもピアノでも、それ意外のどんな楽器でも、いっぱい悔しい思いを噛み締めながらでも頑張れば、少しずつでもうまくなるなぁと。

作曲とか作品を生む想像力については、自分の感性を大事に育てていくことなのかなぁ、と思います。

バンド時代はカオティックな音楽も作ったりしていましたが、the FURTを始めてからは穏やかで優しくて、澄んでいて、心地良い感覚を音楽でつくっています。

いろんな遠回りを経て、アルバム『Art is everything.』や新曲『Prime』ではようやく自分の感性がどういうものを生み出そうとしているのか?ということに素直に向き合えたんだと思います。

ーーー

Q5

サイドプロジェクトを含み色々な表情を見せてくれますが、
どのように曲作りをなされてるんですか?

アイデアはどのように生み出して
いるんですか?

そして、今回も、すべて1人でレコーディングを行いミックスまで作り上げたんでしょうか?

ーー

アイデアは絶えず次から次へ浮かんで来るんです。

僕はスランプというスランプはそれほど多く経験したことがなくて、
逆に絶えず湧き続けるアイデアや想像力に苦しむことが多いです。

そんなに浮かんだって、全部を形に出来る余裕はないし、
だけど絶えず浮かんでくるから、
形に残せないまま消えていくのかと思うと気持ち的にしんどくて。

それで「もう何も作りたくない」、というところに辿り着くことは多いです。

Primeの製作時もそうでしたし、アルバム製作時もそうでした。

曲作りは、そうして浮かんで来るアイデアの中でも、頭から離れないものをボイスレコーダーに記録してます。

そういうアイデアの断片が自然と頭の中でつながり、ひとつの曲としてのイメージが形になって鮮明に見えたとき、その中からさらに印象に残るものだけが実際に曲として完成します。

作曲やアレンジにおいて、最もこだわって いるところがあるとすれば、
澄んだ和音を作ることで、メロディーに対する楽器の和音はすごく考えています。

今回もすべて僕がレコーディングを行い、ミックスも担当しました。前回アルバムをつくったときはマスタリングまで僕が行ったのですが、
今回”Prime,,はWhereabouts Records Masteringにお願いしました。

アーティストが最終マスタリングまで行う場合は自分の色を意識してしまうので、今回外部のエンジニアさんにお願いすることで、リスナーにとって聴き心地の良い形へ完成させることが出来たと感じています。

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Q6

サイドプロジェクトは the FURTにとってどういう役割で機能しているんですか?

確かに個性が違うのはわかるんですが、ひとつとしてまとめない理由があれば教えてください。

ーー

僕、音楽において人に恵まれていたのでいろいろなリスナーさんやアーティスト仲間にたくさんの音楽を教えてもらって聴くことが出来たので、

ほとんどサイレントに近い前衛的なアンビエントでも、
騒音以上の雑音のようなノイズミュージックでも同じプレイリストに入れて平気で聴けるんです。

でも、多くの人がそんな聴き方をするかというと、そうじゃないと思うんです。

たくさん音楽を聴いてることが音楽の真髄を理解している証拠でもないですし、
むしろ普段全く音楽を聴かないような人がどこかで聴いて、「良いな」と思える音楽ってすごく素敵だと思ってて。

もちろんジャンルの好みもあると思うし、

だからこそthe FURTにしても他のサイドプロジェクトにおいてもそうですが、
必要以上の幅の広さを出したくないなぁ、と思っているんです。

もしリスナーが幅広さを求めるなら、the FURT以外のプロジェクト以外にも世界中には本当にたくさんの良い音楽があるので、たくさんのアーティストを聴くことがベストだと思いますし。

マンネリさせたいわけではないんですが、ロゴカラーのようにハッキリとした色を各プロジェクトが持ち、その色をより伸ばしていけたらなあと考えています。

でも、全て僕がやっているので、インプットは同じでアウトプットが違うという感じだと思います。

簡潔にいうと、the FURTは感覚的な刺激のある澄んでいる音楽のためのプロジェクト、the Lifelogはジャンルとしてはthe FURTに近いものの感情的な刺激のある豊かな音楽のためのプロジェクト、
the Mellorはカオティックやスクリーム等、自由に実験するためのプロジェクト、
the SYNEはアンビエント色の強い空間音楽のためのプロジェクト、

という感じでしょうか。

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the Lifelog – soundcloud

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the SYNE – soundcloud

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the Mellor – soundcloud

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Q7

メンバーは少しずつ集まってるみたいですね、バンドの状態はどうですか?

ーー

正式にメンバーが加入して活動が始まったというわけではなくて、
このインタビューを受けている現在、まだ一度しかスタジオに入っていませんし、今後いつ継続的な活動をスタートさせるのか、ソロプロジェクトで完成した楽曲をどういったバンドサウンドへ持っていくか等、まだまだ僕自身見えていない部分はすごく多いです。

全員のペースがうまく合致し始めたら、少しずつバンド活動を始めることが出来ればと思いますね。

どちらにしても、まだまだバンドで音源を作ったりライヴをするのは先になると思うので、どんなサウンドを出すメンバーなのかは想像しにくい部分があると思いますが、募集を見て連絡をくれたドラマーがどんな人物かは、彼が書いた本を読むと分かりやすいかも。笑

ドラマーであり旅人でもあるYosuke Masutaくんは、ヒッチハイクでの自身の体験を書き、Kindleストアで『人生のショートスケール』という本を出しているので、興味のある方は読んでみてください。

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Q8

今はまだバンドとしては動き出せれないようですが、
今の日本のシーンで
このバンドと対バンしてみたいなー?ってバンドはいらっしゃいますか?

ーー

僕自身がファンであるAugustailやthe American Movieと、the FURTがバンドとして動き出すときぜひご一緒させていただく機会があれば最高に嬉しいです!!

同ジャンルのイベントでも、オールジャンルのイベントでも、とにかくいろんなバンドと一緒にしてみたいですね!

いつかツアーをするときは、ドラマーだけヒッチハイクで回らないように気をつけます!笑

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Q9

Prime 製作時よく聴いてた音楽はなんでしょうか?

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この4ヶ月ほどのPrimeの製作期間は、puFF。さんに教えてもらったBicycle Sundayや、BrandtsonのAs You Wishをよく聴いていました!

特にBrandtsonのAs You Wishは、この曲と出会わなかったら今のような形でPrimeが完成していなかったと思います。

なので、こうしてMVとインタビューの公開を同日に発表出来ることはすごく嬉しいです!

それから製作時、
最初はI Can Make a Mess Like Nobody’s BusinessのConnectedぐらいの軽やかなアレンジを考えていたので、Primeが浮かび始めたときによく聴いていました。

あとは・・・

マレーシアのflica、アメリカのUnwed SailorのThe Quiet HourやStars of the LidのDon’t Bother They’re HereやHeliosの Hope Valley Hill、

イギリスのDakota SuiteのChapel Rain、フランスのErik SatieのGymnopédiesも眠る前によく聴いてたかな。

このあたりは製作時に関係なく僕の日替わりのおやすみ音楽にもなっているんですけどね笑

それとThe Season Standardが好きなので、ドイツのSchnAAkも聴いていました。

これはPrimeの製作とはあまり関連ないと思いますが・・・笑

GatesのIn The Morning、Half Moon RunのFull Circle、Mimicking BirdsのThe Ravine、NKのMemoとか、
あとMoonlit SailorやMermonteのアルバムも。

全体的に製作時は静かで豊かな音楽を聴きながら、頭の中でイメージのパズルを組み立てるように曲を完成させていきました。

ちょうど製作時にアメリカのMineralやAmerican Football等の再結成の知らせがあったので、90’s Emo近辺のアルバムも聴いていました。

そしてぜひオススメしたいのが海外発Fecking Bahamasの企画で、国産マスロックを集めた無料のコンピレーションアルバム「I. Japan」です。

これは間違いなく今年リリース作品のベスト10に入りますね。最高でした。

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Q10

このインタビュー記事を読んでくれている皆さんに、なにかメッセージを!

ーー

the FURTの音楽は決して派手ではないですが、Primeはリスナーの皆さんにとって日常のBGMになることを願いながら大切につくりました!

幸せなときも、嬉しいときも、悩んだ時も、落ち込んだ時も、

この曲がみんなと寄り添うようにあってくれることを僕は願います。

人生を変えるきっかけにならなくても、
世界を変える力がなくても、
病気を治すことが出来なくても、
どんなことがあっても、
ただただこの曲が友達のようにみんなに寄り添って、

そしてみんなの日常のBGMとして生きてくれるなら僕は幸せです。

僕の音楽と友達になってください!!!!!!!

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the FURT / Art is everything.収録

https://itunes.apple.com/jp/album/art-is-everything./id793004112