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the FURTは京都に拠点を置く、1人の若い芸術家が始めたプロジェクトだ。

鋭敏な共感覚を持ち、
純粋な作品を生み出し続ける彼は、
油彩画、アクリル、パステル等様々な画具を使う画家であり、さらには割り箸で建築模型を作る造形作家という特異な顔も持つが、

the FURT名義での創作活動の中心は「音楽」を据えており、全ての楽器を1人でこなし、レコーディングエンジニアとしての仕事やアートワークのデザイン等も担当している。

the FURTは2013年に始動し1年かけてアルバムを製作、

ほとんど無名のまま今年1月にiTunesでアルバム『Art is everything.』をリリースした。

視覚的刺激の強い創造的かつ想像的なエモとして、感性の鋭い早耳リスナーにより少しずつ名を広めている。

そんなthe FURTが、2014年6月20日にiTunesでシングル『Prime』を発表。

「優しさ」と「あたたかさ」を最大限に詰め込んだ魅力的な楽曲となっており、the FURTの新しい一面を覗かせている。

https://itunes.apple.com/jp/album/prime-single/id887315728

僕は映画の評論家でも
どこかの学者でもコメンテーターでもアナバプテストでもない。

『人生とは儚く美しい』

という、

ただの言葉の器に込めるイメージは人によって変わっていく。

ページをめくって物語が巡っていくように、

次々と通り過ぎ離れてく一瞬一瞬が
自分の物語のあとがきを変えていく。
例え誰もが同じスタートを切ったとしてもエンドロールまでに
それぞれの想いを見出すように、

同じ物語でもあとがきは変わっていく。

8トラックレコーダーで1年かけて
ひとりで創りあげた「Art is everything.」は『夜、小さな部屋でひとりヘッドホンで聴いたときに「Art is everything.」という世界のドアを開いて冒険に連れて行ってくれるようなものでありたい。』

そんな想いを込めた作品だった。

『眠れる夜の妙薬』はOwl Cityのキャッチコピー

the FURTの「Art is everything.」というアルバムにも僕はそう名付けたい。

誰かが言ったエモは自慰めな音楽と
、幸せになれない音楽と。

僕は思う、

ささやかな希望に揺れる四季の心情に彩る風景も、
あの日のセピアに染まる背景も、
褪せたベンチを懐かしむ心の感触
在っての自分が「Prime」を聴いて

エモってのはジャンルじゃなくなった。

そして、

『天気の良い日に車でドライブ中に聴いて、穏やかで心地よく気持ちよくなるような軽やかさも出したかった。
じっくり聴いて、日常のBGMにもなるような、その両方を満たす作品でありたい』

願い事をしていても、じっとしていても
心が寒くて出口すら見えない夜だって
 

それでも僕らが生きていく世界に託した、その光はまぶしく輝いたふたつ目の願い。

本当は生きることすべてが、
絶え間ない幸福感に浸っている。

夢中になれるチャンスが目の前にある

空白から溢れてくるもの、
込み上げていくもの、
芸術は自分のなかにある、
そこから生まれる表現

それは触れられなくても感じる

言葉なんていらなくても通じ合うあの瞬間のような、

まるで、心許せる友人と時を共にするような圧倒的な心地よさが包んでくれた。

下手な知識も、盾にしたプライドも理屈も御託も正義や悪も、
なにもかも意味を持たなくなるくらいに。

胸の奥深くで、また熱くしてくれる何かを僕らが知ってるということを思い出させてくれる。

すべてが掛ってる今この時も

the FURTの音楽は心を鷲掴みするのではなく、押し付けるのではなく、
そっと心に寄り添うような音楽だ。

Primeは心の輝きを放ってくれる曲

音楽でしか生きれなかったthe FURTが描き着いたユートピアの向こう。

彼は誰かの世界の涙腺を濡らす4分の交響曲を鳴らした。

希望を蒔いた日常という大地にthe FURTという樹が生い茂る

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ーーーー

Q1

少しずつ、着実にバンド活動への兆しが見えてき、今年1月iTunes Storeで『Art is everything.』発売からの後、『Prime』 の発表、今の心境はどのような感じですか?

ーー

ひとつの物語を無事に描き切ることができ、ホッとしています。

製作は行き詰まることも多かったのですが、試行錯誤を繰り返しながら最終的には思い描いていた通りの作品をつくることが出来て良かったです。

”Prime,,という楽曲、
そしてこのミュージックビデオをひとりでもたくさんの方々に届けるために精一杯努力していきたいですね。

ーーー

Q2

夜、小さな部屋でひとりヘッドホンで聴いたときに
「Art is everything.」という世界のドアを開いて冒険に連れて行ってくれるようなものでありたい。日常のBGMにもなるような作品でありたい。

とおっしゃっていましたね、

僕は大成功な作品、名盤だと思います。今、出会ってない人も、
いつか出会った時にthe FURTの想いは届くと思います。

そして今回はthe FURTとして発表した新曲『Prime』

この曲はどういうインスピレーションを受けて創作を始めたのですか?

ーー

ありがとうございます!

実は前回puFF。の記事に取り上げていただいた時、アルバム『Art is everything.』のダウンロードが伸びたんですよ!笑

the FURT / Art is everything. インタビュー

今回、こうして新曲Primeへのインタビューもいただいて本当に感謝でいっぱいです。

Primeは、2014年1月15日にアルバム『Art is everything.』をiTunesで発表した2週間後には、ひとつのイメージが完成していました。

曲の最初のインスピレーションは、小高い丘から街を見下ろしている情景のイメージから来たと思います。

メロディーが浮かんだときから、
この曲はきっと優しさの込められた音楽になるだろうなと感じていました。

いろいろな優しさがありますが、

この曲の主人公はきっと心に痛みを抱えているんじゃないかな?

とても辛いことがあって、
心を閉ざしたんじゃないかな?

アレンジが出来上がって
全体が浮かび上がる頃には
そう思うようになっていました。

でもきっとこの主人公は、生きる希望を新しく見つけたんだ、と。

そんな風に曲の主人公と心の中で対話していくように完成した曲です。

心の中にいる友達の曲というか。

僕の中で、Primeはアルバム『Art is everything.』の後日談だと思ってて。

でも、それは『Art is everything.』の世界には存在しなかったものだと思うんです。

Primeがアルバムと違うのは、この曲はどこかへ連れて行ってくれる音楽じゃなくて、世界観は現実的なものだと思うんですね。でも現実的だからこそ、身にしみる優しさってあるじゃないですか。

僕はここを『Art』か『Music』の境界線のように思うときがあるんですが、自分の心の中に閉じこもっていた主人公が、アルバムでの体験を経て、きっと現実の世界で一歩踏み出した、その最初の一歩がこの曲なんじゃないかな、と。
だから、ボーカルを録るときに、そういう主人公の優しさや力強さを表現しようとレコーディングにのぞみました。

サウンド的にも、音のまとまりを意識し過ぎないで、あえてアルバムよりも荒削りなギターサウンドを使ってみたり 、イントロとアウトロではピアノとストリングスで主人公のピュアな感情と感覚を表現してみたり。

録り終えたとき、全体を通して、優しさの中に甘酸っぱさがあると感じて、そこが気に入っていたりします。

ーーー

Q3

ミュージックビデオにはどういったビジョンがあったんですか?

前作 Art is everything.収録の Finも自分でミュージックビデオを作り、今作 Primeも作りましたが
曲を作る作業とミュージックビデオを作る作業では表現的な違いはthe FURTにとってどのような感性で表現しているんでしょうか?

ーー

MV製作中は、「自分にとって”Prime(最良のもの)”とは何だろう?」と考えていました。友達、家族、音楽、芸術、人生、、、言葉では簡単に表すことが出来ても、どう映像で表現しようかなあ、と。

映画を撮るわけではないので、映像ではなく音楽が主役として考えていましたし、何よりも音楽を引き立たせる映像を撮る必要があったんです。

アイデアは浮かぶものの、iPhoneを使って僕ひとりで撮影から製作までを行うので、人を主役にしたシーンなどは撮影的に少し無理がありましたし、限られた環境の中でどういう表現が出来るのだろうと試行錯誤を繰り返しました。

電車の窓から外の風景を撮ったり、最初は京都で日常の風景を撮り始めたのですが、
うまく形にならないまま何週間も過ぎて、もうこれは完成しないんじゃないか・・・?
と諦めかけたときに、気分転換を兼ねて
ふと淀川の河川敷に行って歩いてみたんですね。

花火大会の日とは違って、普段の淀川の河川敷はそんなに人も多くないし、風にあたりながら すっきりアイデアを考えることが出来るんじゃないかなと。

河川敷の階段に座って、対岸を見つめていると、太陽の光が梅田の高層ビルを照らしていることに気づいて、それがすごく綺麗だなと思って。

そのとき、Prime は町ではなくて街の中で生きる主人公を描いた音楽なんだと感じました。

そこからの製作スピードは本当に早かったですよ、
夕方から夜にかけて梅田の街やスカイビルから見える広大な街灯りを撮りました。

ひとつ意識していたのは、
夜景をロマンティックなものではなく心象風景として捉えることでした。

これからどうなるんだろう、
人生どう生きていけば良いんだろう、

悩みは尽きないけど、
風にあたりながら、なんとなく、ぼんやりと綺麗な景色だなあと感じているような。

写真や映像を撮り終えると、いよいよMVの編集に入ります。

構想としては「Art is everything.」の後日談ということで、
リードトラックとしてアルバム配信開始のちょうど1年前にあたる2013年1月15日にYouTubeで公開したFin.のMusic Videoの映像をどこかに使おうと思っていました。

Fin.のMusic Videoは全体的にセピアやモノトーンのような色調で製作したのですが、その後日談として考えたときに、色彩が色づいてゆくという表現が1番良いと思って。

何かが少しずつ動き出すような、そんな感覚を与えてくれるんじゃないかなと。

それでサビの映像や、その前後に、Fin.のMVで使った写真や動画を入れて、セピアやモノトーンの映像が徐々に色彩を帯びてゆく編集を行いました。

Fin.のMVは、ずっと歩いている動画を撮影したわけではなくて、

2012年の5月、

ちょうど今から2年前、僕は早朝に淀川を歩いて渡っていて

そのときもいろいろ悩みを抱えていて、でも橋を渡っているとき、その景色がすごく綺麗だと思って。
思わずiPhoneで橋を渡っている数分間を録画したんです。

で、Fin.ではその中で何歩か歩いている映像をループさせて使ったんですよ。

だから、その後日談ということは、その歩いている先で僕の目にその時映っていた景色を見せようと。

Fin.に使った歩いているスニーカーが映るっていう構図、単に歩いていくことを表しているわけではなくて、もしカメラのレンズが自分の目だと考えると、これは下を向いて歩いているわけなんですよね。

だから気持ちが元気とかじゃなくてどちらかというと落ち込んで歩いているわけで。

Primeのサビでは、その落ち込んで下を見ながら歩いている映像から、ふっと目線の角度が上がり、橋を歩いている風景へつながっていきます。

そういう意味でも、Primeの主人公は何かを決断したか、
そこまで行かなくても少しずつ歩いていこうと頑張り始めたんじゃないかな 、と思います。

少なくとも何もかもおしまいだと思っていた主人公はアルバムを通して成長し、
Primeで最良のもの(それが何かをハッキリ自覚出来ていなくても)がなんとなく分かって、周りにどんどん追い抜かれても、取り残されても、それでも一歩ずつでも進んで行こうと決めたんだと思います。

『Prime』の主人公には、1秒でも多く笑わせたいと心の底から思えるような大切な恋人でも出来たんでしょうか。

うらやましい!!笑

このPrimeは、最初のサビまで一気に駆け上がって、そのあとゆっくり歩いていくようなイメージで曲を構成しています。

最初のサビまでは、遠回りしたり悩んだりしながら、時間だけがどんどん過ぎていく。

サビ前で一度静かになる部分では、自分だけが世界から取り残されているんじゃないか?という不安を表現してみました。

そのあとサビに突入してからは、自分の意思で少しずつ歩いて行こうとする主人公をうまく描けたんじゃないかなと思っています。

MVの最初のサビまでは写真に言葉を入れてみました。

英単語で完結に表した言葉は、
僕にとって大切になって来たものと、ずっと変わらず大切なものです。

サビ直前に現れる日本語の文章は、僕の日記から選びました。

シンプルですが

『少しずつでいい。歩いていこう。』

は、最もこの曲を表した言葉だと思います。

感覚的には、曲を作ることと、MVを作ることはそんなに変わらないのですが、自分でMVをつくるということは、曲をつくったときにはハッキリと自覚していなかった

その曲の細かな場面を、
しっかりと認識するということだと思います。

ぼんやりと見える情景を、
ぼんやりと情景が見える瞬間を鮮明にイメージするというか、

技術的にも環境的にも、
映像作品の製作は僕にとって限界がありますが、
その制約の中で工夫していくことが作品を自分がより理解することに繋がることもあります。

音源だけを録り終えたときと、MVを作り終えた今とでは、
僕の中で『Prime』という曲を理解してあげられている度合いは格段に上がっていると思います。

MVの製作での難航は、曲を本当に理解してあげることの大変さを僕に感じさせてくれたし、無事にこうして発表出来た今、本当に嬉しいです。

ーーー

Q4

『Art is everything,』を作り上げて
『Prime』の発表までの期間は、サイドプロジェクトを含み、過去の作品をaudioliafやSound Cloudで発表したり、

水面下ながら着々とthe FURTとしの才を発信していらっしゃいますが、
the FURTという音楽家はどのように音楽と出会い、音楽や絵を創り描こうとした、きっかけみたいなエピソードを教えて下さい。

ーー

幼少期は自然の多い小さな町で過ごしたので、そういった環境が感性を育んでくれたと思います。

両親とも芸術を愛していたので、その影響もありますし、
左利きであることも多少影響しているのか発想力や想像力は高い子供だったと思います。

でも子供の頃は音楽が嫌いで、画家に憧れを抱いていました。

小学校のときも音楽のテストは一桁だった気がします。
何よりクラスで1番音痴だったと思いますし、音楽なんて何が楽しいんだろう?と思っていました。

今となっては笑い話ですが、

クラスで合唱の練習をしているときに、隣の女の子に『半音ズレてるよー!』と言われるぐらい音痴でしたからね、僕は。笑

それが小学校高学年になると、家にあった父親のアコースティックギターが気になりだして。
簡単なコードを3つほど教えてもらった後は、教則本等は一切読まずにどこを押さえるとどんな音が出るんだろう?とわくわくしながらギターを弾き始めました。

ギターの始め方がこういうものだったのが、後の僕の作曲に本当に大きく影響を与えたと思います。

コードから作ったり、チューニングから作ったりという。

中学1年になると、校外でバンドを結成し活動を始めました。

僕は相変わらず音痴だったので、バンドでは曲をつくることとギターを弾くことを担当していました。

このときにはもう洋楽を中心に聴くようになっていて、
中学時代の先生が本当にいろんな音楽を知っていて楽器もなんでも出来るすごい人だったので、
その恩師に本当にたくさんの音楽を教えてもらって、

彼には人間的にも音楽的にも本当にたくさん学ぶものがあって、

彼と出会わなければ
今のthe FURTは間違いなくなかったと思います。

いろいろな楽器も触らせていただく機会がありましたし。

その後メンバーチェンジ等あって、僕はギターからギターボーカルという立ち位置になって。
必死で音痴を直すために歌の練習をしました。笑

高校時代には今Crossfaithのベーシストとして世界的に大活躍しているHirokiくんや、Fear, and Loathing in Las Vegasで活躍するMinamiくんが在籍する前身バンドとライヴハウスで出会って。

お互いMaeが好きだということで仲良くなって、
彼らにたくさん洋楽indie、emo/screamoバンドを教えてもらって。The New AmsterdamsはHirokiくんに教えていただいたんですが、前回のインタビューにも書いた通り、僕の最も好きなアルバム3枚の中の1枚となっています。

18歳のときにギターを持って一人暮らしを始めてからは、いちからメンバーを集めて多くのバンドと同じようにライヴハウスに出て、音源を発表し、バンド活動をしていました。

ケンカしたり笑ったり、
そんな時間を少しずつ積み重ねながらバンドで信頼関係を築いていって、、、

結局そのバンドは解散してしまったんですが、同時にそれはthe FURTとしての活動のスタート地点にもなって。

そこから今に至ります。

振り返ってみると、小学校のときはクラスで1番音痴だった僕が、今はボーカルギターとして音楽をしているなんて。

10年努力を少しずつ積み重ねたら、音痴でも変われるんだなぁ、と不思議な気持ちです。笑

ギターでもベースでもドラムでもピアノでも、それ意外のどんな楽器でも、いっぱい悔しい思いを噛み締めながらでも頑張れば、少しずつでもうまくなるなぁと。

作曲とか作品を生む想像力については、自分の感性を大事に育てていくことなのかなぁ、と思います。

バンド時代はカオティックな音楽も作ったりしていましたが、the FURTを始めてからは穏やかで優しくて、澄んでいて、心地良い感覚を音楽でつくっています。

いろんな遠回りを経て、アルバム『Art is everything.』や新曲『Prime』ではようやく自分の感性がどういうものを生み出そうとしているのか?ということに素直に向き合えたんだと思います。

ーーー

Q5

サイドプロジェクトを含み色々な表情を見せてくれますが、
どのように曲作りをなされてるんですか?

アイデアはどのように生み出して
いるんですか?

そして、今回も、すべて1人でレコーディングを行いミックスまで作り上げたんでしょうか?

ーー

アイデアは絶えず次から次へ浮かんで来るんです。

僕はスランプというスランプはそれほど多く経験したことがなくて、
逆に絶えず湧き続けるアイデアや想像力に苦しむことが多いです。

そんなに浮かんだって、全部を形に出来る余裕はないし、
だけど絶えず浮かんでくるから、
形に残せないまま消えていくのかと思うと気持ち的にしんどくて。

それで「もう何も作りたくない」、というところに辿り着くことは多いです。

Primeの製作時もそうでしたし、アルバム製作時もそうでした。

曲作りは、そうして浮かんで来るアイデアの中でも、頭から離れないものをボイスレコーダーに記録してます。

そういうアイデアの断片が自然と頭の中でつながり、ひとつの曲としてのイメージが形になって鮮明に見えたとき、その中からさらに印象に残るものだけが実際に曲として完成します。

作曲やアレンジにおいて、最もこだわって いるところがあるとすれば、
澄んだ和音を作ることで、メロディーに対する楽器の和音はすごく考えています。

今回もすべて僕がレコーディングを行い、ミックスも担当しました。前回アルバムをつくったときはマスタリングまで僕が行ったのですが、
今回”Prime,,はWhereabouts Records Masteringにお願いしました。

アーティストが最終マスタリングまで行う場合は自分の色を意識してしまうので、今回外部のエンジニアさんにお願いすることで、リスナーにとって聴き心地の良い形へ完成させることが出来たと感じています。

ーーー

Q6

サイドプロジェクトは the FURTにとってどういう役割で機能しているんですか?

確かに個性が違うのはわかるんですが、ひとつとしてまとめない理由があれば教えてください。

ーー

僕、音楽において人に恵まれていたのでいろいろなリスナーさんやアーティスト仲間にたくさんの音楽を教えてもらって聴くことが出来たので、

ほとんどサイレントに近い前衛的なアンビエントでも、
騒音以上の雑音のようなノイズミュージックでも同じプレイリストに入れて平気で聴けるんです。

でも、多くの人がそんな聴き方をするかというと、そうじゃないと思うんです。

たくさん音楽を聴いてることが音楽の真髄を理解している証拠でもないですし、
むしろ普段全く音楽を聴かないような人がどこかで聴いて、「良いな」と思える音楽ってすごく素敵だと思ってて。

もちろんジャンルの好みもあると思うし、

だからこそthe FURTにしても他のサイドプロジェクトにおいてもそうですが、
必要以上の幅の広さを出したくないなぁ、と思っているんです。

もしリスナーが幅広さを求めるなら、the FURT以外のプロジェクト以外にも世界中には本当にたくさんの良い音楽があるので、たくさんのアーティストを聴くことがベストだと思いますし。

マンネリさせたいわけではないんですが、ロゴカラーのようにハッキリとした色を各プロジェクトが持ち、その色をより伸ばしていけたらなあと考えています。

でも、全て僕がやっているので、インプットは同じでアウトプットが違うという感じだと思います。

簡潔にいうと、the FURTは感覚的な刺激のある澄んでいる音楽のためのプロジェクト、the Lifelogはジャンルとしてはthe FURTに近いものの感情的な刺激のある豊かな音楽のためのプロジェクト、
the Mellorはカオティックやスクリーム等、自由に実験するためのプロジェクト、
the SYNEはアンビエント色の強い空間音楽のためのプロジェクト、

という感じでしょうか。

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the Lifelog – soundcloud

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the SYNE – soundcloud

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the Mellor – soundcloud

ーーー

Q7

メンバーは少しずつ集まってるみたいですね、バンドの状態はどうですか?

ーー

正式にメンバーが加入して活動が始まったというわけではなくて、
このインタビューを受けている現在、まだ一度しかスタジオに入っていませんし、今後いつ継続的な活動をスタートさせるのか、ソロプロジェクトで完成した楽曲をどういったバンドサウンドへ持っていくか等、まだまだ僕自身見えていない部分はすごく多いです。

全員のペースがうまく合致し始めたら、少しずつバンド活動を始めることが出来ればと思いますね。

どちらにしても、まだまだバンドで音源を作ったりライヴをするのは先になると思うので、どんなサウンドを出すメンバーなのかは想像しにくい部分があると思いますが、募集を見て連絡をくれたドラマーがどんな人物かは、彼が書いた本を読むと分かりやすいかも。笑

ドラマーであり旅人でもあるYosuke Masutaくんは、ヒッチハイクでの自身の体験を書き、Kindleストアで『人生のショートスケール』という本を出しているので、興味のある方は読んでみてください。

ーーー

Q8

今はまだバンドとしては動き出せれないようですが、
今の日本のシーンで
このバンドと対バンしてみたいなー?ってバンドはいらっしゃいますか?

ーー

僕自身がファンであるAugustailやthe American Movieと、the FURTがバンドとして動き出すときぜひご一緒させていただく機会があれば最高に嬉しいです!!

同ジャンルのイベントでも、オールジャンルのイベントでも、とにかくいろんなバンドと一緒にしてみたいですね!

いつかツアーをするときは、ドラマーだけヒッチハイクで回らないように気をつけます!笑

ーーー

Q9

Prime 製作時よく聴いてた音楽はなんでしょうか?

ーーー

この4ヶ月ほどのPrimeの製作期間は、puFF。さんに教えてもらったBicycle Sundayや、BrandtsonのAs You Wishをよく聴いていました!

特にBrandtsonのAs You Wishは、この曲と出会わなかったら今のような形でPrimeが完成していなかったと思います。

なので、こうしてMVとインタビューの公開を同日に発表出来ることはすごく嬉しいです!

それから製作時、
最初はI Can Make a Mess Like Nobody’s BusinessのConnectedぐらいの軽やかなアレンジを考えていたので、Primeが浮かび始めたときによく聴いていました。

あとは・・・

マレーシアのflica、アメリカのUnwed SailorのThe Quiet HourやStars of the LidのDon’t Bother They’re HereやHeliosの Hope Valley Hill、

イギリスのDakota SuiteのChapel Rain、フランスのErik SatieのGymnopédiesも眠る前によく聴いてたかな。

このあたりは製作時に関係なく僕の日替わりのおやすみ音楽にもなっているんですけどね笑

それとThe Season Standardが好きなので、ドイツのSchnAAkも聴いていました。

これはPrimeの製作とはあまり関連ないと思いますが・・・笑

GatesのIn The Morning、Half Moon RunのFull Circle、Mimicking BirdsのThe Ravine、NKのMemoとか、
あとMoonlit SailorやMermonteのアルバムも。

全体的に製作時は静かで豊かな音楽を聴きながら、頭の中でイメージのパズルを組み立てるように曲を完成させていきました。

ちょうど製作時にアメリカのMineralやAmerican Football等の再結成の知らせがあったので、90’s Emo近辺のアルバムも聴いていました。

そしてぜひオススメしたいのが海外発Fecking Bahamasの企画で、国産マスロックを集めた無料のコンピレーションアルバム「I. Japan」です。

これは間違いなく今年リリース作品のベスト10に入りますね。最高でした。

ーーー

Q10

このインタビュー記事を読んでくれている皆さんに、なにかメッセージを!

ーー

the FURTの音楽は決して派手ではないですが、Primeはリスナーの皆さんにとって日常のBGMになることを願いながら大切につくりました!

幸せなときも、嬉しいときも、悩んだ時も、落ち込んだ時も、

この曲がみんなと寄り添うようにあってくれることを僕は願います。

人生を変えるきっかけにならなくても、
世界を変える力がなくても、
病気を治すことが出来なくても、
どんなことがあっても、
ただただこの曲が友達のようにみんなに寄り添って、

そしてみんなの日常のBGMとして生きてくれるなら僕は幸せです。

僕の音楽と友達になってください!!!!!!!

ーーー

the FURT / Art is everything.収録

https://itunes.apple.com/jp/album/art-is-everything./id793004112

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