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http://archaiquesmile.bandcamp.com/album/on-the-eternal-boundary

2010年結成の4人組インストゥルメンタル・ポストロックバンド。普遍的なカルテットによる滲み溶け出しそうなほどに繊細に紡がれるクリーントーンと、狂気的且つ柔らかに包み込むように空間を満たす轟音を、圧倒的美旋律で描くインストゥルメンタルストーリーテラー。坂本龍一や久石譲, MONO, world’s end girlfriendら日本を代表するアーティストをはじめ、Godspeed You! Black Emperor, Explosions in the Sky, Mogwai, Max Richter, Ólafur Arnalds, Jóhann Jóhannsson, Eric Whitacre, David Wiseら数多くの海外アーティスト、作曲家の影響を受ける。結成から今日に至るまで都内でのライヴを中心に活動を続け、2012年にはTokyo Jupiter所属のポストハードコアバンドThe Black Heart Rebellion (ベルギー) との初共演を果たす。過去に1枚のみデモを発表、今秋遂に1stフルアルバム「On The Eternal Boundary」をリリースする。

By Tokyo Jupiter Records

http://tokyojupiterrecords.com

/Grumble Monster さんのインタビュー

清らかな轟音に抱かれて Archaique Smile – インタビュー

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THISQUIETARMY & Archaique Smile JAPAN TOUR

2014.10.11 (sat)
京都SOCRATES – KYOTO
none but air [at the vanishing point] presents

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2014.10.12 (sun)
丹波LASSON – HYOGO
tail presents

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2014.10.13 (mon)
金沢SOCIAL – ISHIKAWA
role presents

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2014.10.15 (wed)
大久保ART SPACE BAR BUENA – TOKYO
Disconnected Garden presents

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2014.10.18 (sat)
沼津SPEAK EZ – SHIZUOKA
further platonix presents

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2014.10.19 (sun)
吉祥寺WARP – TOKYO
Archaique Smile presents
“TQA & Archaique Smile JAPAN TOUR 2014 FINAL”

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「古めかしく拙いが、力強く捨てがたい」という意味があるArchaique Smileという言葉をバンド名にした。

鈴木さんが2008年高校生の頃に友人と二人で始めたバンドだそうですが、
進学や人生の岐路の途中、1人になったときメンバーを集めようと思い、作った曲をMySpaceにあげてメンバー募集をかけ、その時に現在のギタリストの高橋さん、ドラムスの青木さんと当初のベーシストの方が加入したようですが、高橋さん、青木さんが惹かれた部分とはどのような部分ですか?

高橋:メロディの美しさが際立っていたというところにグッときました。それも、当時My Spaceに挙げていた数曲どれにも共通して美旋律を感じられ、ただ美しいだけじゃ ない情熱や筋も垣間見えたので、コンタクトを取ってみました。

青木:僕は当初アルカイックと全く違うバンドをやっていて、また違ったジャンルでやってみたいと思い新たなバンドを探していました。MySpaceに上がっていたのはドラムは入ってなかったのですが、シンプルな構成でかつ、とにかくメロディがキレイで淡々と進行していく音源だったのが印象的で、当時からもうすでに現在の世界観は表現されていましたね。長尺でしたし(笑)。

そのときMySpaceにあげた曲はなんですか?

鈴木:あげていた曲は完成形にはならなかったんです。メンバーが集まりスタジオに入るようになってからはまた別の新しい曲をやってましたから。でも当時の曲のメロディがアレンジを変えて現在の曲に使われていたりしますね。

僕は今年来日してきたExplosions In The Skyを観る機会がありました。轟音に浸る、吸い込まれる、巻き込まれる。それ以上に言語は理解できなくてもメロディーだけでこんなに言語を超えた世界共通言語として多くの衝動と感動を響くんだなぁ、伝わるんだなぁって純粋に音楽って素晴らしいなと思えた日でした。

初期のMogwaiやMONO、Explosions In The Skyといった、ポストロックでも静と動のコントラストを重視したサウンドをArchaique Smile は継承し僕はこの5曲には、Archaique Smileという独自の
アート性が産まれたように感じます。

Archaique Smileの『On The Eternal Boundary』は完成してみて、ご自身のイメージ通りの作品になられましたか?

鈴木:Explosions In The Sky僕も東京公演に行きました!すごかったですよね!
アルバムを作っていたのが一年以上前ですからね、正直あんまり覚えていないんですが(笑)。

本格的なレコーディングをするのが初めてで、なおかつ期間も短かかったので音色や音質に関しては追い込みが足りずやや不満が残っています。

音作りやMIXの段階でこういう音にしたいという明確なイメージを持ってエンジニアの方ともっと音についてのディスカッションができていたらよりいいものができたんじゃないかなと思っていて…、そこは反省点ですね。

ほんとくだらない話ばかりをしてましたからね。みんなでなぞなぞ大会やったり、唐突にマークパンサーって今何やってんのかなとかいって調べたり(笑)

まあ変にピリピリするよりはリラックスしながらやれたのでよかったですけどね。

次はもうちょっと気を引き締めてレコーディングに臨みたいです。

鈴木さんが最初から最後まで作曲したものをスタジオに持っていき、メンバーに伝え演奏し、何度か演奏してみて最初に思っていたイメージと違う箇所があったら変えてみたり、細かいニュアンスを整えていくという感じらしいですが、断片的なピースを集め構築していくスタイルのバンドもいますが、最初から曲の全景は見え、それを表現するために音を鳴らすんでしょうか?

鈴木:最初からガチガチにイメージ固めてるわけではないです。最初は自分にとって曲作りのきっかけとなる出来事があったりするとギターを持って、感情とかイメージの方向性だけ決めて曲を作る場合が多いですね。

まあきっかけがなくても曲ができる時もありますけど。そんで曲作りが進むにつれて新たな感情や風景を足したり逆に引いたりしていってだんだん全景が見えてくる感じですね。
なので出来上がってみると最初のイメージとかなり違う曲になってしまうこともあります。

でもそれが楽しかったりするんです。

アートワークからデザイン、曲も
「手の届かない境界線の向こう側にあるものに手を伸ばす瞬間が一番美しい」そんな想いが込められた
『On The Eternal Boundary』

僕ははじめて視聴したとき番1番グッときたのは#2のA Doom Massacres Our Heartsでした。僕が見えた風景はダークな色で嵐が来るまえと、波が逆に打ち引き込まれ巻きこまれたような空でした。

#4のMelting Mindはどこまでも胸が締め付けられます。涙なしでは聴けませんね。
神々しい生命のような潤った音ですね、草や木が風が心情風景のように具現化していく芸術のようなサウンドスケープからなる曲たち。

すべて日常の中で見出したものと聞きましたが、聞きたいことがあります。作る側のイメージとしては絵としてイメージできるのでしょうか?写真のようなリアリティのようにイメージが湧くのですか?

僕は遠い異国の、ファンタジー映画のような景色をイメージしました。

鈴木:直接褒められるとちょっと恥ずかしいですけど(笑)ありがたいです。

僕自身が曲に込めたイメージとは違っていても、自分の作った曲を誰かが聴いて何かを感じてくれていることがとても嬉しいですね。

曲をイメージするときは写真か絵かでいえば絵に近いですね。
でももう少しぼやけたイメージですけどね。

夢に近いような感じですかね。

『On The Eternal Boundary』の幕開けを飾る.
神々しく潤いがあるメロディーの流れが壮大に揺れながら流れていく、大地に光の粒子すら漂うようなイメージが湧き起こる #1 . Falling To The Skyはどのようなイメージで創りましたか ?

鈴木:これは曲名のまんま真っ青な空に落ちていくイメージで作りました。空から落ちてくるのではなくて、空へ落ちていくイメージです。

逆シータですねラピュタの(笑)。

でも僕自身が落ちるんじゃなくて落ちていく誰かを見つめているような感じですね。

自分の大切な人が違う世界へ落ちて行ってしまうような儚いイメージです。

過去にはベルギーのThe Black Heart Rebellionとも共演
カナダはモントリオール出身のポストメタル/ハードコアバンドMilankuのツアーに同行して共演ツアーも成功させています。
そして今秋、thisquietarmy & Archaique Smile – JAPAN TOUR 2014を行ないます。
今までThe Black Heart Rebellion、Milankuなどとのライブで得られたフィードバックはどのようなものでしたか?

鈴木:とても貴重な体験ができました。The Black Heart~にしてもMilankuにしても海の向こうからこんな遠い島国にライブだけやりに来るなんて、音楽に対して並の気持ちではできないことです。

そんな彼らと共にライブをすることで、その情熱を肌で感じることができてよかったです。

そしてなにより自分達も負けてられないなと思いました。

酒の量も負けてられないなと思いましたし(笑)。

高橋:これらの経験は僕らを確実に良い方向へ変えたと思ってますし、今はまだその変化の過程を楽しんでいるところです。具体的にどうと説明し難いので、それはライブなり次の作品で証明していきます。

青木:去年のMilankuツアーに関して言えば、自信に繋がった部分もある反面、今思ってもやはりMilankuの存在が大きくて、彼らの力ありきのツアーでした。

今後は自分たちだけで、もっと引っ張っていける力や技量をつけないといけないなと思いました。

久保田:僕はブラックハートとの共演の時は加入していなかったのですが、Milankuとのツアーで得られたものは数え切れないほどあります。

その中でも一つあげるとしたら、何度も共演していくうちに彼らはいい意味で凄く素直なサウンドを出すなと感じました。言語が違って歌詞がわからなくても、音で何かが伝わってくるような。

そういう所はインストゥルメンタルバンドをやっている僕たちにも必要なことだし、色々と勉強させてもらいました。

2014年のTokyo Jupiterからのリリースであり、カナダ、モントリオールのギタリストEric Quachによるソロプロジェクトであるthisquietarmy

thisquietarmyとはジャンルだけでなくどのようなシンパシーを受けていますか?

あとポストロック、インストゥルメンタルはライブでは一曲一曲が長尺のため曲数が少ないです。メンバーさんはどの楽曲は是非聴きたいとかあれば教えて下さい。

鈴木:シンパシーというと難しいですね。彼は一人きりで一年中世界を廻り音楽だけをして生活しているわけで・・・

いわばプロフェッショナルですからね。

僕らや僕らが共演してきたアーティスト達とは根本的に違う。
どういうライブをするんだろう?とか音楽に対してどういう気持ちを持っているんだろう?という興味は強くあります。

早く会ってみたいです。

彼はライブハウスの規模や設備その日の状態によって演奏のスタイルを変える変幻自在のアーティストだと聞いていますので、どの曲が聴きたいというよりもその変貌ぶりを楽しみたいと思っています。

高橋:サウンド以外だと、彼の作品のアートワーク、装丁の凝りという点にシンパシーを覚えます。僕らもアートワークやデザインをこれまで全部自分達で行ってきましたし、外注せずに自分達でやる事に面白みも感じてます。

しかし、彼に対してはシンパシーというより、尊敬の部分が多いです。

彼は過去29カ国に渡りツアーを行っており、30カ国目にして初来日を果たすのですが、世界を飛び回り演奏するそのフットワークと熱意には頭があがりません。

今回の来日も、ヨーロッパツアーを終えて間髪入れずのジャパンツアーとなりますし、離日後は帰国せず、再びヨーロッパツアーを回るのですから、僕らとは根本的にスタンスの違いは明確です。

そういう活動が出来ることに対しての羨望もあります。ツアーは僕らにとっても自分達を高める機会ですし、彼から色々吸収したいと思ってます。

Tokyo Jupiterからリリースされたアルバム”Rebirths,,はベスト盤的な選曲だと思いますし、彼を端的に表していると思うので、やはりこのアルバムからのプレイは観たいです。

あとは、彼の20を超えるリリース作と、場数を踏んで血肉としてきた引き出しというのも見ものですね。

インストポストロックレジェンドMONOに影響を受けたと知りました。
MONOは日本でポスト・ロック・シーンがなく活動する場所がないから広い海外でとことん失敗しながら可能性を求めた十数年かけ日本のフジロックに立ったストーリーがあります。
僕はMONOで好きなアルバムはHymn To The Immortal Wind です。

鈴木:僕も「Hymn To The Immortal Wind」です。当時このアルバムが出る前に開催されたRaid World Festivalで新曲として演奏された「Pure As Snow」と「The Battle To Heaven」という曲を聞いて大きな衝撃を受けました。

それからしばらくして、ちょうど高校卒業するときにこのアルバムが発売され、これを聴きながら「俺もやってやるぜ!」と思ったのを覚えています。

自分をインストゥメンタルへ導いてくれた作品でもあり、思い出のアルバムです。

高橋:僕もHymn~好きですが、「You Are There」も捨てがたいです。

過度にオーケストレーションされてなく、美旋律と凶暴性が同居する最高の一枚だと思います。

もし、MONOを未聴の方に勧めるならHymn~を先に聴いてもらって、彼らがもたらす歓喜に浸ってもらってから、「You Are There」なんていいんじゃないかと思います。

青木:僕は1stの「Under The Pipal Tree」です。メンバーには無いと言われましたが(笑)。

MONOを知ったのは割と最近で、アルカイックやり始める少し前ぐらいです。初めて聞いたのは1stで、その時の印象が強く残ってます。

MONOの壮大な感じはまだ薄いんですけど、まっすぐで、バンド感があって荒々しい感じも僕は好きです。

久保田:実は僕はMONOって凄く最近になって知ったんですよね。ここ一年か二年くらいの話です。ギターの鈴木さんに勧められてyoutubeなどでは度々聴くのですが、アルバムとして聴いたのは唯一TSUTAYAで借りることのできた「Walking cloud and deep red sky, Flag fluttered and the sun shined」です。

全体的に暗く、重く、それでいて神秘的なサウンドにはMONOというバンドのたまらない魅力が詰まった作品となっていると思います。

ポスト系統も様々な派生ジャンルが生まれているようですが、、Archaique Smile は正統派Archaique Smile だと感じます、これからシーンを担う可能性を生意気にも見出して います。周りに仲間と呼べるバンドを教えて下さい。

高橋:仲間/親しい友人は全国各地に点在してますが、僕らはリンキーディンク系列のライブハウスをホームだと感じてますし、とりわけ吉祥寺界隈をうろうろしてるバンド達と切磋琢磨してきたので、名前挙げるならば、alt of the society、 nonrem、canaria、lang、屠蘇、この辺ですかね。

久保田:去年のMilankuとのツアーでも京都と大阪で企画を組んでくれたんですが、今回ディスクワイエットとのツアーでも何度か共演するNone but air [at the vanishing point]です。

彼らの音楽 はオケとの同期があったり最先端の音楽だと思うんです。

そういう最近のバンドって上手くてかっこいいバンドが多いけど、なにか熱さにかけるというか…。

でも、彼らは熱いんです。言葉では上手く伝えられないのですが…、
ファイナルの東京にも来てくれるので、是非観てもらいたいバンドの一つです。

鈴木:以前企画に呼んでくれた福島のScena.というバンドです。Explosions In The Skyに通ずるようなインストバンドなんですが、ライブを見たとき正直勝てないと思いました。

打ちのめされました。

今はライブ活動はしていないのですが絶対にまた戻ってきてほしいです。

皆さんがリスナーにインストゥルメンタル、ポストロックで聴いてみてという作品を教えてください。

鈴木:MONOとWorld’end girlfriendの合作の「Palmless Prayer/Mass Murder Refrain」という作品です。すごい傑作なのに意外と聴いてる人少ないと思います。

ちなみに最近は再結成したSyrup16gのニューアルバムを聴いてます。「生きているよりマシさ」のCメロがやばいです。

高橋:インスト/ポストロックからは外れますが、最近はSWANSをよく聞いてます。と言っても、リユニオンしてからの3作と、「Children Of God」しかまだ持ってないので、全作コンプリートすべく探 してます。

安価で投げ売りされてたら教えてください。

青木:インストではありませんが、ポストロックと言われる中で好きなのはdownyの1st「無題」です。今年、数年ぶりに再始動して、5th「無題」がリリースされましたが、個人的には初期の頃が好きです。
極限までリズムも音も無機質に徹していて、硬質でかっこいいです。

久保田:最近1番聴いてるインストゥルメンタルといえばOVUMですね。彼らのサウンドはCD音源というものを軽々と越えて感動を与えてくれます。特に1stの「microcosmos」は是非聴いて欲しいです。ちなみに去年に引き続き今回のツアーでもファイナルに出演してくれます。

Qこのインタビューを見ている皆様にメッセージをお願いします!

鈴木:初めまして!こんな奴らもいるんだなって思っていただけたら幸いです!でもできたらライブ見に来てほしいです!ツアーで京都、兵庫、金沢、静岡、東京を廻るので是非来てください!

高橋:もしこのインタビューで我々に興味を持ってくださる方がいれば、10/11から始まるTHISQUIETARMYの来日ツアーに是非お越しください。待ってます!

青木:機会があれば、僕らの音源を聴いて頂きたいですし、10月のツアーでお近くに来ることがあればぜひ見にきてください!

久保田:これからも地道ながら色々な場所で活動をしていきます。多くの人に聴いていただければ嬉しいです!

ストーリーテラーって言葉に全て納得した。

例えるなら感動超大作映画の壮大なクライマックスシーンに自分がいるような、 目の前に情景が浮ぶ。 その中で何も言えず何もできず、ただ在るだけの存在になってしまうような、
圧倒的展開とあのサウンドスケープ
、終わってほしくない緊張感の中で広がるように飲み込まれる。

ポストロックを選び取った確信の強さをこの1枚に詰まっている。
音だけの描写、それだけで
奥底まで響いてくる。

頭を空っぽにしてその世界にどっぷり浸かってしまいたい。

難しいことじゃないはず、聴くってことは。

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