EASEL / 温故知新

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  1. 染まりゆく警鐘
  2. 温故知新
  3. 途方もない今に終止符を
  4. 底知れた感情も底知れぬ変貌へ
  5. 曝け出した心が全てを語る
  6. 囚われて揺らいだ蜃気楼

http://easeltokyo.bandcamp.com/

東京下町を活動拠点にしながらも、LIFETIME、KID DYNAMITE、Save The Dayフォローワーによる土台にハードコアとエモを経た先のシンプルながら深みのあるサウンドは
パンク/ハードコアの各方面から好評を得、
数々の来日バンドのオープニングアクト更にアメリカ西海岸ツアー、Pump Up The VolumeやPUNKAFOOLIC! SHIBUYA CRASH2010等の大型フェスへの出演も果たしている。

メンバーの脱退、休止、加入などもありながらも、
Knovさんの人間を通して現れるエネルギーの重要な結節点、今ありのままの「何かを残せるように」、「何かを動かせるように」生きている姿、
普遍的にもっている歌謡性への引力を巧みに強めてくれる快感がある太い音は
ちゃんと音楽の歴史を辿って聴いてきた人の作る作品の重要性っていうのを、改めて認識する。

「現代で鳴らすべき古き良き音」って感じのスタイルは間違っていない。

社会で働く中でシンプルに好きなことを敬意と新たな意思を持って活動しているEasel、
まもなく『温故知新』ツアーファイナル
、ツアーファイナル後はメンバーが脱退とまだ少し活動が見えないようですが、
knovさんからインタビュー頂きました。

ーーー

Q1
インタビューお受けいただきありがとうございます。

7/26の『温故知新』レコ発前インタビューとして、せっかくなんでknovさんの自己紹介頂けますでしょうか?
どういう経緯で東京日本語メロディックハードコア『EASEL』というバンド名に、バンド立ち上げとなったのかも教えてください!

ーー

では自己紹介から。

初めまして、knovです。足立区出身で今年で33歳になります。knovはノブと発音します。
twitterの名前でトカレフ丸山と名乗ってますけど、これは竹原ピストルさんに憧れて自分でつけました。

学生時代からバンドはやっていたんですが、外に出てちゃんとライブ活動を始めたのは AND BELIEVEですね。
当時僕はかなりの YOUTHCREWオタクで、OUTLAST, SECTION8, DRIFTNETみたいなエモーショナルなYOUTHCREWやりたくてメンボをかけてて、しばらくあまりしっくりくるメンバーと出会うことが出来なくて、
そんな時に北川さん(当時SET POINT、現AND BELIEVE)もSET POINTが解散するためにメンボ始めてて、何のライブだったか忘れてしまったんですが、
下北沢ERAにライブ見に行った時に一緒にバンドやろうかなんて話したのが始まりですね。
AND BELIEVEは2年いないくらいで抜けてしまったんですが、ライブ活動もスタジオリハもレコーディングもかなり濃い時間を過ごせました。
レコーディングしたのはファーストデモくらいで、作曲も2、3曲くらいですけど若いながら本気で頑張ってました。AT THE FRONTって曲は今もまだやってくれてますね!僕の置き土産です!

そのあとeulosies forってメロディックなバンドやってたんですが、こちらは1年くらいで解散しました。

で、8、9年くらい前ですかね?
一人の状態からメンバー募集かけてEASELを結成しました。
昔からLIFETIME、STRIKE ANYWHEREみたいなハードコアルーツのエモーショナルな音がすごく好きで、今回はそういった音でバンドを組もうと、もう音楽性をガッチリ決めていましたね!

LIFETIMEはハードコアもメロディックもエモも通過した独特の音楽性で、僕も雑多に音楽を聴いていたし、多彩なフィールドで活動したかったので、
自分の中で目指すべくスタイルのお手本みたいな感じで捉えてました。

日本語で歌詞を書いたのは単純に英語が苦手というのが一番の理由で、
あとはMOGA THE 5YENとかeastern youthとかAR-15とか日本語詩で好きなバンドもいたので自然と日本語で書くようになりました。

AR-15は大ファンで何回もライブに通いましたね。特にAR-15主催のJUST GO THIS WAYってイベントは格好良い日本のハードコアバンドを色々観させてもらえて勉強になりました。

バンド名は始め、「なんたらEASELなんたら」みたいな長い名前が案に上がってたんですが、短いほうが覚えやすいし自分たちでも言いやすいので、
その長い名前の中からEASELだけとってバンド名にしました。

ーーー

Q2
以前別のインタビューで社会人バンドとして活動していく良さと難しさを答えてましたが、良ければ今のKnovさんのお答えを知りたいです。

色々な活動をしていると楽しい時ばかりでは無いと思いますが、そのような時はどういう対処をしているのですか?
活動をする上で、自分の支えになっているものはなんですか?

ーー

社会人でバンドやることを選んだのは、音楽やる理由が「お金が欲しい」ではなく、「好きな音楽を演奏したいから」っていう単純なとこです。
お金のために音楽やると気持ち悪い曲とか恥ずかしい歌詞を書かないといけませんからね、ビジネスパンクは僕には向いてません。

そこで生活費は就職して稼ぐ事にしました。

社会人バンドで活動する良さは、経済的なところが安定するってのは皆さんも周知の事実だとは思うんですが、
社会人やってると人間的な成長も同時に得ることが出来ると思いますね。資本主義社会は厳しいですからね。

あとはお客さんとの目線の維持が出来ます。社会に出て生活費を稼ぐことで、ライブに来てくれるお客さんがチケット代や交通費を捻出する大変さも理解出来ますし、
僕らもスタジオ費、ツアー費なんかは結構かかりますから、そういった思いを共有することで歌詞にも曲にも人間臭さを滲み出させることが出来ます!

難しいところは、バンド全体の演奏力だとか個人のスキルの伸びはやはり時間がなかなか取れないので厳しいところがありますね。
ただパンクやハードコアの魅力ってそこだけじゃないですから、色々な努力でカバー出来ると思います。
平日ライブがあまり入れられないとか、ツアーが組みにくいというのは辛いところですね!

確かに、社会人バンドだと辛いことは山ほどあります。

まあでも仕事で辛いことがあれば社会人として最善の対処を行って、あとは山ほど酒飲めばなんとかなります!
これでOK!僕に限らず下町の友達なんかはみんなこのスタイルで大変な生活をしながらも楽しくたくましく生きてますね!
支えになっているのも、こういった友達や、家族、僕らみたいな音楽を聴いていてくれるオーディエンスの皆です。
ステージ側の人間もオーディエンス側の人間もどっちが上とか下とかないですからね、お互い支え合って生きていますね!

ーーー

Q3
作品『温故知新』の中に込められた思いというものは、どのようなきっかけで生まれ制作へと繋がっていったのでしょうか?

ーー

温故知新は、辞書でひいた通りの意味合いで使っています。

音楽的なところではEASELの音そのものを表していると自分では思っています。
基本的にオールドスクールな音楽が大好きなんですが、趣味が雑多なもので、自分より若いバンドでも自国他国問わず素晴らしい音を出しているバンドが多くて、彼らにも影響されたりします。

しかし、根本は絶対にブレない自信があるのは、何か音を取り入れる時に、ルーツまで掘り下げて研究しているからです。

上っ面の知識で表現してもすぐバレますからね。

今までもそうやって活動を行なってきてはいたんですが、活動再開からの音源制作という事で改めて自分たちのスタイルを示してみました!

ーーー

Q4
いつものライブとは違う企画というものは重みもきっとあるはずと僕は思います。
『温故知新』を発売してから今日まで時間は経ちましたが、Knovさんの中でこの作品はどのような存在になっていきましたか?

ーー

温故知新発売~レコ発まで沢山の仲間、友達が協力してくれて、改めて周囲のみんなに支えられているなと感じています。
また、この作品は新たな出会いやリスナーも増やしてくれた重要な存在です。
本当にリリース出来て良かったと思います。

ーーー

Q5

そして7/26のレコ発に質問は移ります。

やはり思うことは、このメンツを選んだ想いなんですよね、良ければKnovさんの想いなど知りたいです!

ーー

/noy

以前から企画に出て欲しいと思っていました。
個人的にすごく仲も良いんですが、それ抜きでハードコアバンドとして、単純に音楽として素晴らしく、
既に認知度は高いとは思いますが、もっと多くの人に知ってもらいたいと思えるバンドです。
ライブもパワフルでエモーショナル!
真摯でひたむきなスタイルはオールドスクール世代にもツボにハマるはずです!

/CASTAWAY

音楽的にも年齢的にも若いバンドでここ最近一番感動したバンドです。
彼らのルーツである90’sEMOをうまく現代のPOP PUNK/MERODICにブレンドしていて最高のグッドメロディー、グッドフレーズを持っています。
彼らの音楽はまさに温故知新を感じさせます!

現Voのそーた君は元々ギターのはずなのに歌唱力が素晴らしいです。全然スタイル違いますけど、僕も勉強させてもらってます!

/HOPELESS DEW

メロディセンス、リフメイキングのセンスが抜群です。世界の中でもずば抜けています。
しっかりやるべき音楽を研究してます。じゃないとこのレベルまで昇華出来ません!
ちなみに温故知新のレコーディングエンジニアは、Vo,GtのDEVU氏が担当しています!才能溢れてます!

/THRH

彼らはとにかくライブが凄まじいです。田尻兄弟はハードコアバンドの中でもずば抜けて身体能力が高くて格好良いです。
今回は出られなかったんですけど、彼らの地元山梨のイベントに声かけてくれたり、人間的にも活動的にもボーダーレスな所に惹かれています。
元A.O.Wのソウイチロウ君が加入してからさらに壮絶な雰囲気醸し出してるみたいなんでこれからも期待大ですね!

/LEXT

これからガンガン人気出てくると思いますが、僕が彼らの音楽に惚れ込んだ時点では、
まだ全然認知度が低くて、実力はあるのに知られていないのは悔しいと思っていました。
それから誰かにメロディックのオススメなんか聞かれたときには真っ先にLEXTを紹介していました!
温故知新をリリースしてからもメンバー全員でEASELのTシャツ着てライブしてくれたり、色々サポートしてもらってます!

/16REASONS

個人的には10年以上の付き合いになるバンドです。
前のギタリストがEASELで半年ほどヘルプでギターを弾いてくれたり、
もう何年も前ですけど彼らのレコ発ツアーにEASELをブッキングしてくれたりと、以前からかなり交流もあります!
とにかく最新の3曲入りのEPがオールドスクール基調ながらもエモーショナルでメロディックで最高です!

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Q6

7.アメリカでツアー、色々な海外のバンドとも共演してきたEASELですが、ノブさんが日本から連れて行きたいバンドとかはいますか?
あと最近のKnovさんの推しバンドを聞いてもよろしいですか?

ーー

海外に広まって欲しいバンドは沢山います。。
今回の企画の中ではnoyですね。

touche amoreだとかDefeaterなんかと海外回ったら一気に世界に広まりそうですね!

あとは静岡のAND PROTECTORとか、下町のSMELLとか、北海道のTHE WORLD PEACEとか、日本的な、和風な雰囲気を持っているバンドは外国の人達も好きそうなんで海外にも広まって欲しいですね!

最近の推しだと、東京のTHE HOUSEっていうパンクバンドはFESTなんかに出てもOFF WITH THEIR HEADSやNothingtonと肩を並べられるほど魅力的ですね!

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Q7

LIFETIMEのトリビュートアルバムをリリースするために立ち上げられたレーベル回想RECORDS。
回想Records HP

今後の展開など可能な限りでいいんでお聞かせ願えますでしょうか?

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今後は特にまだ何も考えてないですねw
何かリリースしたくなったらまたやりますw

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Q8
なぜLIFETIMEのトリビュートアルバムを作りたいと思いましたか?

ーー

自分的にはすごくツボな音楽なのに日本においては割とマニアックな人にしか知られていなくて、
トレンドのバンドばかりじゃなく、自分の中で最高と思えるバンドも知って欲しい!っていう思いですね。
昔からこの思いは持っていました。

現代POP PUNKバンドのルーツとしてもLIFETIMEを挙げるバンドはいるので、ちょっとでも興味があったら聴いてみてほしいです。

そこからDCハードコア、NYハードコア、エモコアなんか掘り下げていってくれると最高ですね!

そこまでする人はあまりいないと思いますが。。

ーーー

Q9

puFF。で、レーベルをしている方のインタビューって初めてなんです。

色々解散や、脱退など各自それぞれの人生の岐路があります。

新しい勢いのある風に吹かれている後輩バンドに先に行かれていくバンドも
すごくカッコいいのになかなかうまく知名度が繋がっていないバンドも少なからず僕の中にいますが、
これからバンドを始めようと思っている人や、マイペースながら続けていく人に伝えたいことはありますか?

ーー

それは僕もとても同感です!

音楽制作はすごく得意だけど、アピールが苦手で本来の魅力が伝わっていないっていうのは歯がゆいですよね。

とにかく、そういう人は上手な人を見習ってちょっと真似てみたり、上手い人と仲良くなって人との繋がりだとかに価値を見出すといいですね!

僕も友達から学んだタイプです!

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Q10
長い質問ありがとうございます、恐縮です!

『温故知新』ファイナルへの意気込み、
このインタビュー記事を読んでいる皆さんにメッセージお願いします!

ーー

レコ発ファイナルでまた活動が止まってしまうので、ちょっと迷ってるとかって人には無理をしてでも来て欲しいです。

とにかく来れば楽しめることは保証するし、後々このイベントに自分も行ったんだ!って自慢出来るような一日にするので、どうか無理してでも来てください!

よろしくお願いいたします!

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