Tied Knots / 2013

20140411-200214.jpg

Tied Knotsを自分がはじめて聴いたときホームでグッと拳を握ったのを覚えている。

異質というか、独特なバランス、それを上手く文章で表現が出来ない自分が情けない。

あーでもない、こーでもないと
書いては消して自分の頭ではどう表現したらいいかわからない。

どれがリード曲なのか、
派手でもない、荒々しい私情の塊だし、

だけど、

それをすべて褒め言葉に変えれるのは何故だろう?

真似してどうにか出来ない、きっと。

ただ純粋に、
もっとこのバンドの曲を聴きたい、
この衝動は嘘でもお世辞でもない
確かなものだ。

もう止めよう、幻想、無駄な長考
藁をも掴めない今
/ Rainy days

https://soundcloud.com/tiedknots/02-rainy-days

もがきながら、こじ開けるような、

あまりにもなにもかもに共鳴できなくて所属できなかったあの頃の自分が聴くことが出来ていたなら、
少しは救われてたような気がします笑

眼が眩み 明日に不満孕むより
怒りを赦す 今を愛そう

/ Crosswork

https://soundcloud.com/tiedknots/03-crosswalk

http://tiedknots.jimdo.com/releases/

Q1

 今回はインタビューに答えてくださってありがとうございます。まずはじめに、
どういった音楽に影響されてTied Knotsというバンドを始めましたか?

ーー

〈拓朗〉
よろしくお願いします。
まずメンバーはこんな感じです。
Vo/Gt
拓朗(ANDBELIEVE/ex-4th Difference)
Gt
浩一(ex-4th Difference)
Ba/Cho
剛(ex-loro)
Dr/Cho
晋(EASEL)

〈拓朗〉
そもそも最初は、今のTIED KNOTSがやっているような音楽をやりたいと思ってはじめたのではないんです。

僕がフロントに立って歌いたいということ以外、むしろ何ができるのか定まってないうちに動き出していたというか、
まず4th differenceというバンドを一緒にやっていた浩一に僕から声を掛けまして。

〈浩一〉
2人で女性ボーカル入れたり、アコースティックでやったりしたらどうかとか色々考えてました。

〈拓朗〉
そのうちEASELのシンとWALLで話してたとき、僕と一緒にやりたいって言ってくれたんです。

〈晋〉
TIED KNOTSのメンバーの中で最初に出会ったのはタクローくんで。元々は、僕が19歳くらいの時からEASELを始めて、そこから彼がドラムを叩いてるAND BELIEVEに出会って、プライベートでもお互いの地元で遊んでもらったりする仲でした。

昔からタクローくんのドラムは大好きで、更に4th Differenceでは初期のpunchline直系なメロディックパンクバンドで歌ってたり、絵も本当に上手いし、センスの塊だなーって、憧れの先輩でした。

ずっと一緒にバンドやりたいなって思ってたんですが、当時EASELの活動休止(現在は活動再開)が決まったり、色々タイミングが重なって声をかけてみてスタジオに入り始めました。

ベースが中々見つからなかったけど、虎くん(freegan,treadmillsのGt,Vo)の紹介でちんねん(剛)が加入しました。

〈剛〉
前にやっていたloroが解散した後にバンドやりたいな~とモヤモヤしてた時、loroで仲の良かったfreeganの虎くんがEASELの晋くんを紹介してくれました。

しばらく加入するかどうか悩んでたんですが、音がカッコいいと思ったのは勿論、スタジオ後に4人で飲みに行っていろいろ話した時にこの人たちとバンドやるの楽しそうだなと思ったので加入することを決めました。

〈拓朗〉
影響された音楽に関して言いますと、ベースを募集をかけていたときに僕が挙げたバンドは確かDinosaur Jr., the get up kids, texas is the reason, hot water music, dag nasty, ignite, title fightその他もろもろ。

あとは、the beatles, bob dylan, neil young, joni mitchell, そして、はっぴいえんど。

〈晋〉
音楽性に関してはこのバンドの音で!ってのは無いけど、american football,texas is the reason,penfold,braid,hot water music辺りは好きですね。

ーーー

Q2

Tied KnotsのDEMOを聴いてハードコアのバンドが少しずつメロディックに、エモへのシーンに移り変わっていった古き良き時代のエモコアと呼んでいたバンドたちに近い、今では類稀なバンドだと思うんですが、

Tied Knotsさんは自分たちの音楽でアピールしたい部分はなんですか?

〈拓朗〉
最初は手探り状態だったという話をしましたが、初めて僕と浩一、シンの3人でスタジオ入ったとき、いきなり爆発的にRainy Daysという曲ができて、「ああ、これでいいんだ」と思って。

〈浩一〉
シンが入ってくれたことで楽曲の方向性が見えてきたというか、しっくりきましたね。

〈剛〉
4人でスタジオに入った時、Rainy Daysと、確かcross walkと音源になってないmoon nightの2曲の原型がありました。

初めて僕がスタジオ行って初めてそれらを聴いた時は、今のハードコア→エモの系譜というよりはpinbackやamerican footballなどのインディーロック、working class heroみたいな枯れたemo感などの印象を僕は受けましたね。

今はあんまりそんな感じはしないですけど。

〈拓朗〉
ここは特に僕の個人的な音楽経験によるものが大きいんですが、

やっぱりパンク、特にハードコアを経ているバンドが共通して持つある種の説得力、雰囲気に魅力を感じるし、そこを求めている気がします。

一旦この手の音楽を好きになった人特有の嗜好だとも思いますし。

TIED KNOTSにしてもそういうところが滲み出ればいいなと。

所謂90’s emoも好きですが僕はそこまで詳しくないし、そこを狙って曲を作れない。

だから、「~~っぽいね」って言ってもらうと意外なバンドが挙がって嬉しいし、驚くことも多いですね。

ーーー

Q3

周りがTied Knotsの日本語詩とは感じさせない独特な歌い回しを絶賛しているようで、僕もその通りだと思います。

三曲目 Crosswork のシンガロングなんて凄まじいテンションで聴いてて胸の中で熱いものが込み上げてきました、
どんな風に曲を作ってるんでしょうか?

ーー

〈拓朗〉
曲は、基本的に僕がネタなり一曲丸々を作っていって全員で楽曲としてまとめ上げることが多いですが、

個人的には、スタジオでジャムって自然発生的に曲が生まれる行程が好きですね。

歌(メロ)に関してはスタジオで突発的に生まれるものがほとんどです。

〈晋〉
うちはアルペジオとか綺麗なフレーズが多い分、ドラムは荒さとか熱さみたいなものが出る様に意識してます。

タクローくんも言ってるけど、
僕らは狙って曲は作れない。

だから曲作りはかなり苦労するんだけど、
スイッチが入ると3時間で完成する事もあります笑

メンバー自身もどんな曲が出来るかわからないのがTIED KNOTSの活動の醍醐味でもありますね。

〈拓朗〉
そして歌詞に関しては、AND BELIEVEもそうですが、日本語に強いこだわりがあります。

ただ、僕が作りたい、プレイしたい楽曲に載せるメロディは、歌謡曲やポップスによくある日本語感ではないなと。

もちろんそういった曲は好きだし、パンク・ハードコアにしても直情的に日本語を載せた曲は最高です。

TIED KNOTSの歌詞の乗せ方というのは、

「洋楽が好きで英詩が載るメロディーが好きだけど、
英語で本当に自分が伝えたいことを伝えることは難しい」

というジレンマの末にたどり着いた、

いわば悪あがきのようなやり方なのかなと思っています。

そうはいっても、
母国語で歌うからこそ自然と湧き出てくる感情は失いたくないので、
英語っぽい音を取っただけで意味不明、抽象的過ぎる歌詞にはしたくないと思っています。

さらには、メロディの中で日本語、英語のどちらでも捉えることができる、
もっと言うとお互い言葉の意味は違えど繋がっている、
という部分を作ったりしたいなと。それを考えるのはとても楽しいです。

ーーー

Q4.
 どういったバンドとの共演が多いですか?仲のいいバンドやおすすめ(tied knotsで対バンした中で)のバンドなど、いれば教えてください。

ーー

〈拓朗〉
ライブ数もまだそんなに無いのでアレですが、今まで一番多く共演しているのはMAKE IT LASTです。

〈剛〉
MAKE IT LASTは企画に呼んで貰ったり企画に誘ったり一緒に地方行ったりしてますね。

〈晋〉
MAKE IT LASTは僕らの初ライブの機会を作ってくれて、
その後も企画にも呼んでくれたり、地方遠征も一緒だったり、
一番お世話になってるバンドです。

ちなみに彼らはlower east side tokyoというEPをカタギレコードより近々リリースします。

CDジャケはタクローくんが描いてるのでそこにも注目して下さい。

〈拓朗〉
Voの長沼氏は僕が大学時代からの知り合いで、まあ色々と時間を共にしてきた兄貴的存在でして。

こうしてTIED KNOTSとしても彼と関わっていることができていて嬉しいですね。

〈剛〉
対バンした中でのオススメのバンドは、Redd temple、MiDDLE、HOPELESS DEW、TAKE BACK THE BEERS!、TRAGIC FILM、羊数えるなどですね。

ジャンル関係なくカッコいいバンドと一緒にライブをしたいです。

〈晋〉
TIED KNOTSで対バンして衝撃を受けたのはredd temple、hue、quizkidあたりです。

ーーー

Q5.

このアルバムは是非聴いてほしいと思える三枚を教えていただきたいです。

ーー

〈剛〉
BANDWAGON-The Equipment!!!

Yaphet Kotto-the killer was in the government blankets

SUFFERING FROM A CASE-that scene

まだ沢山あります。三つに搾るのは難しいです笑

〈拓朗〉
Daylight – Jar

WALTER SCHREIFELS – AN OPEN LETTER TO THE SCENE

金延幸子 – み空

〈浩一〉
1枚ですみませんが、

Nabowa – Nabowa

が最高です。

〈晋〉
Latterman – Turn Up The Punk,We’ll Be singing

野狐禅 – 東京23区推奨オモイデ収集袋

WOLF24 – Another Night Of Misty Wolves

ーーー

Q6では最後になにか一言頂けたらと思っております。

〈拓朗〉

諸事情あってなかなか積極的な活動ができていませんが、

多くの方がライブで一緒に歌いたいと思ってもらえるような楽曲をこれからも作っていきたいし、

芯のある音を出し続けていきたいですね。

ーーー

Tied Knotsを聞いて

引っかきまわされたような心は何故か清々しい。

矛盾さえも人間のアートじゃない?

Tied Knots HP

広告