1.cycle art
2.S.O.I
1. migrant
2. living
3. fault
4. liberty and the pursuit of happiness
Gt.坂本(以下M:)いっときジャズマス使ってたかな?
うちはもうテレキャス、テレキャスと決めていて。ギターの音色に対してもう聴いていただいてわかると思んですが。
僕ともう一人のギター森本が出してる音がおんなじような音で大体の人には伝わってると思んですが。
M: チューニングは曲によっては変則チューニングを使ったりすることもあります。
このまえ出した「normal temperature」の ”liberty and the pursuit of happiness,,とかは僕だけ変則チューニングつけて、あと音階とか変えたりもします。
どっちが何弾いてるかわからない音を作りたくて、同じようなアンプも使ってますし、同じようなギターも使っていて。
音色もほぼ一緒でどっちが何弾いてるかわからないサラウンド感を作っていきたいなーと。
だからテレキャスターとテレキャスター、だからこのまま変わって行かないかなーと。多分。普通のバンドマンからしたら理にかなってないし、音色ってのは2人変えていくべきだけど、でもなんかそういうのが面白いかなーって思ってます。
Dr.綿田(以下W:)
基本的にメインのリフから全員でスタジオ入って展開とかを考えていくのが多いですね、あとはセッションとか…
M: でも狙ってコレ!ってのはないですね。
W: 本当セッションで作っていくってのが大前提で。
W: 閃きとか、宿題で持ち帰ったり、でも大体スタジオで進行していく感じですね。
M.: 今僕たち2枚CD出してるんですけど、1stは僕たちが結成して2か月くらい、はじめてのライブから1ヶ月後に出したんです。
その時とかは僕が全部作ってきてたんですけど。
やっぱりツインギターの絡みとか推していきたい部分とかもあって、そこからはもう個人個人が自由にセッションで、個人から出てきたフレーズとかは基本的に僕は口を出さないようにしてます。
全部まかせたりしてますし。
特にギターとかはもう一人のギターの森本に全部丸投げしたりして、「俺こういうリフ作ってきたよ」とか、イメージとかは伝えますけど。
やっぱりそういうのが、自分が持ってない発想とか、とくに2曲目の livingという曲に関してはあのリフと途中の展開しか作ってきてない。
それ以外はドラムのワタとかベースのユキヤマがセッションで作ってきて「あっ、これいいじゃん」とか、あんま自分で考えすぎないようには意識してますね。
M: 僕とDr.のワタとは中学からの同級生で、もともと広島出身でして。
W: 彼が京都の大学に進んで、僕も広島で大学だったんですけど、終わって、そこから専門で大阪行くってなって。彼は一郎してたんで。
楽器触りだしたのが中学からで「一緒にバンドやりたいね」って話していて大阪来た時に、そういう感じで。
M: 大学の部活の同期で、その頃とかインストバンドのイも知らなくて京都なのに、って感じでした。
最初とか全然フィーリングも合わなかったんだけど、色んな音楽聴いてもらったり、一緒にスタジオ入る回数が増えていったりしていって、
W: そこから引き出しが増えていって、
M: そこから僕は今回の作品に対してはメンバーに口出ししてないってのがありますね。
展開についてはこだわってるんですけど、リフに関しては特に口出ししてません。
M: いちおう自分の中で自分がリフを作る上でイメージはあります。
それなりにリフが出来上がっていってテーマやイメージが出てきて、それをもとに作っていくんですけど、あのmigrantという曲は渡り鳥の視野をイメージしていて人間って物理的に世界を回ったりしていて、なんかこう、見ているものは鳥のほうが多いなーと、そういった世界を回るようなイメージで作りました。
M: いちおうサビのメロディーがあって、最初のサビだと急な2本のギターの絡みがあってからあのサビがある、2回目のサビだとサビなのにむっちゃ静か、最後に超絶音圧を上げて弾くサビっていうのをイメージしまして。
M: そうですね、僕らもそういう部分を目指していたりしてます。アンダーグラウンドでも認めてもらいたいし、オーバーグラウンドにも上がっていく、そういう風に聴きやすくってのがモットーにしてますね。migrantとかあの中では一番キャッチーかな、
W: うん。
W: 良かったね、入れてもらえて(笑)
M: そうですね。
W: あんまり意識してないですね。自分たちがやりたい音楽をしようって。だから誰も妥協しないんで、すごく曲が出来るのが遅いですね…、プロデューサーがいないんでね。我々は出来るときはポンて出来るんですが、migrantとかは半年くらいかかったよ。
M: かかったかなー、3カ月くらいから半年とか。
M: ガタカとか、グローリーですね。
M: んー、京都のバンドはそういうバンド多いですね。関西はシビアなイメージがありますね。
広島とかは内輪がすごいというか、みんなハッピーとか。関西とかはお客さんとかの反応がアレだし、やっぱ大学生でお客さんとして来たときは違和感ありましたね。
だけど京都のバンド好きなんで、自分の中で京都で活動してるってのが嬉しいです。
M: 大阪のCloud Nine(9)とか、自分たちの世代ってほとんど解散していったんですよね。先輩だとSowとかLOW-PASSとか…
自分達と考えてることが同じって人らはなかなかいなくて、
M: んー、どうだろう?
W: んー…、どうでしょうね。
M: そうですね、ジャンルにとらわれないというか、なんかけっこう自分たちの持ち味って、ハードコアでも入ってくるし、ポップスでも入ってくるし、どんなイベントでも入っていけるし。
そういう音楽だと思ってます。なんで、企画呼ぶってなったら今自分たちが好きなバンド呼びますね!
W: 彼が仕事決まるまでは1ヶ月に2.3本出来たんですけど、今は月に1本出来るか出来ないかですね。
W: 練ってたのは練ってたね。
M: 僕はもともと大学行って就職して…、言ってしまえばcetowって大学の思い出作りバンドみたいな感覚で活動していたんですけど。
はじめてガタカのライブハウス出演したときにノンさんに「続けていったほうがいいよ」って言ってもらえて、なんか自分の中で続けていったほうがいいのかな?って、
そこから真剣にバンドと向き合って、自分たちがどうあるべきか?とか考えだして。
W: 名刺代わりの1st DEMO、6時間で録ったんですよ。
配る程度に考えてたんですけど、思ったより反響を頂いて、「やるべきなのかなぁ?」って。
M: それから僕が仕事始まってからはバンドのスタジオの効率とか密度とか、長い目で見て目標を立てれるようになりましたし、それぞれ使命感を持ってバンドを演ってるという感覚があります。
今とかちゃんと演っていかないとなー、って。
W: 今日のスタジオはちゃんと出来たね(笑)
M: 深夜練、大嫌いなんですよ(笑)
彼が深夜練、本当大嫌いな方で、
W:「夜は寝ようぜ!」って感じなんで(笑)
M: 僕が仕事が名古屋なんで、名古屋から仕事終わったら京都に車で来るってのもあるんですが、
もうあと2、3年、名古屋かな。
でも、やっぱりバンドをやりたいって気持ちがあると距離なんか関係ないかな?って、今だって名古屋に居ますけど活動出来てますし、お金はかかりますけど、最優先することを考えたり、定期的にスタジオに入るってことはしてますね。
M: 初ライブのときは4曲くらいで、あの音源からだったら最後のliberty and the pursuit of happinessとか…、アレが一番初めに出来た曲だったんですよ。1st DEMOのときはなんで入れてなかったんだろう?
W: まぁ、完全には出来てなかったから。
M: 曲ははじめからあったわけではなく、その場その場で作っていった感じです。
W: そうですね、今作ってます。
W: いや、今日で4割は出来たよね。
M: いやー、仕事が仕事なんで、今現在サポートを1人控えてもらってって考えてますね。
それでツアーまで繋がったらやるかもしれませんし、まぁ、活動範囲を拡大、拡張していくってのが今のバンドの方針ですね。今の活動のネックはスケジュールですね…、
M: そうですね、東京もこれからどんどん行かないと。やっぱりインストバンドだと名古屋、東京で活動しないと。界隈…、まぁそんなに界隈に染まるつもりはないけど、インストバンドとして知名度上げていくには東京、名古屋でライブしていかないと。名古屋は呼んでくれたりする人あまりいないし、ブッキングも仕事の都合で待たせたり。今は東京で呼んでくれる人いるんですけど。