asayake no ato / 渚の光芒

asayake no ato

Vocal,Guitar 神社宏行

Guitar 佐々山裕

Bass 中川博文

Drums 森泉直貴

asayake no oto official HP

『渚の光芒』

この曲が描き出す世界観には「門出」があって、

最も自分の琴線に触れたフレーズがあった
「気づけば僕はむき出しの心で走り出す」というフレーズ。

物語はうねりを上げながら
クライマックスへ動き出すように
ドラマチックにエモーショナルに展開されていく。

日本でしか産まれようのない感性の光るメロディ。

そこにボーカルの神社さんの熱が宿る真っ直ぐな歌と歌詞。

この曲と出会ったとき、「なぜこんなにも伝わってくるんだろう?」と考えた結果、

自分が音楽に興味を持ち出したのは
やっぱり、歌であって
ずいぶんと、あの頃とは違った耳になってしまったけど、
根っこは変わってなかったんだな。

こういう答えになりました。

バンドをやり続ける不安や苦悩は、少なからず見てきた、つもり。

それでも自分を信じることでしか進めない姿、

良いものでも売れない世の中だけど、

良い歌は必ず届くと、まだまだ信じたいと思えた。

FURTHER PLATONIKS RECORDSが加入が決まり、また広い視野を得て、
何年、何十年経っても、色褪せない名曲を演り続けるであろうasayake no ato

4月は自主企画2本とのことで、5月も駆け抜けてます。

よければチェックして下さい。

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そして5月のライブスケジュール

5/1(木)名古屋APOLLO BASE
5/2(金)吉祥寺WARP
5/3(土)北浦和KYARA
5/6(火)京都GROWLY
5/22(木)名古屋R.A.D HALL
5/28(水)心斎橋FANJ
5/29(木)神戸VARIT
5/30(金)京都nano
5/31(土)天王寺Fireloop

ギターの佐々山さんと、ギターボーカルの神社さんからインタビューいただきました。

本当にありがとうございます!!

ーーー

Q1
先ずはじめに、レーベルが決まりおめでとうございます。

asayake no atoのバンド結成してから、今までの経緯を教えてください!

ーー

佐:ありがとうございます!

僕らは2011年の春に大学の軽音楽部内で結成して活動を始めました。

なんやかんやでベースが昨年秋に抜けて、

今年の2月に、
それまで何回かサポートしてくれていた中川君が正式に加入して
現在に至ります。

この春で4年目に突入ですが、
今が一番充実してます。

今年は勝負の一年になりそうです。

ーーー

Q2

なぜ『asayake no ato』というローマ字でのバンド名にしたんでしょうか?

ーー

佐:バンド名を決めるミーティングで、

「日本語ローマ字表記ってエモくね?」

という話になったのがきっかけですね。笑

それでいろんなワードを出し合って『asayake』が出てきて、

それだけじゃ締まりが悪いから『no ato』という言葉を加えました。

『ato』は「跡」の意味で付けたんですが、よく「後」に間違えられます。

『after』ではなくstamp』です。

特に深い意味はなくて、

「跡の方がエモくね?」

という感じでしたね。笑

ーーー

Q3

どんな風なバンドになろうとビジョンを持って、
asayake no atoを結成したんでしょうか?

ーー

佐:当初は
「cinema staff+LOSTAGEみたいなバンドをやろう!」
と思っていました。

今でも両バンドからは音楽性、
活動スタンス共に多大な影響を受けていますが、

最近は自然と自分達らしさが出てきて

「シンプルに良い音楽を」

というテーマで活動しています。

基本軸としては、
みんなemoが好きなので、
それに準じたアプローチが多いです。

ーーー

Q4
今最も勢いのあると感じるFURTHER PLATONICS RECORDSからの
全国流通リリースが発表されましたが、

今までの3枚のデモ音源は、
今の自分たちにとって
どんな風に感じますか?

ーー

佐:どれもかわいい音源達ですけど、あくまでも通過点でしかないので今聴くと少し物足りないですね。

細かく分けると

1stは「初期衝動」

2ndは「躍進」

3rdは「打破」

って感じになってます。

どの時期もただひたむきに必死にやっていたので、
その時点でのasayakeが詰まってると思います。

ライブでやらなくなった曲もありますけど、どの曲も昔を思い出すのでセンチな気分になっちゃいますね。

神:今思い返すと楽曲的にも音質的にも、
当時の実力と経験により理想とは少し違う仕上がりになった部分がありますが、

現在の自分では出てこない部分がたくさんあって面白い。

それが自分たちの幅になっていると思うし、
これがあったからこそ
今の自分たちのサウンドがある。

どれも必死につくった記憶があるので
いずれも大切な音源です。

ーーー

Q5
asayake フェスもそうですが、
すごい活動力ですよね!

4月中にも企画ライブ2本行うということなんですが、
どうして2本しようと思ったんですか?

ーー

佐:ありがとうございます。
ライブ本数に関しては頑張ってると思います。

サポートの期間がすごく長かったので、アーティスト写真やPV、音源もなかなか定まらなくて。

けど決して活動を止めず、
常に右肩上がりでバンドを良くしていくためにはライブで結果を出していくしかなかったんですよね。

その中で企画もたくさん打ち、
対バンしたバンドや出会ったことのないカッコいいバンドとどんどん繋がりを強化していって、

ガツンと動きだすタイミングでその繋がりが活きてくるように貯金を作っていた感じですね。

おかげさまで横の繋がりは随分と増えました。

4月の自主企画が2本立てになったのはいろんな経緯があるんですが、

どの日も「大好きなバンドと大事なイベントを作りたい」
という想いがあって、

どちらも自主企画かつ濃厚な日にしようと思ったからです。

1本目はバンド結成前から大好きな”butter butter,,のレコ発、

2本目は僕の誕生日イベントとしての側面もあります。

2本目はふざけてますが笑

集まってくれたアーティストはガチンコ本気な方達なので、
両日とも本当に楽しみです。

ぜひ皆さんも楽しみにいらしてください。

ーーー

Q6
3枚のデモ音源の中、from now on からの収録の

ちょうど春の季節にはピッタシだなと思う名曲

『渚の光芒』は、

聴いた人で嫌いな人はいないと思います、ほんと素晴らしい歌です。

よければ、この歌に込めた想いを
是非教えてください。

ーー

神:大学を卒業する時期に作った曲で、

進学就職といったレールを離れ、
そのレールの先に待っていただろう幸せとは少し違う形の幸せを目指すこと、

バンドを生活の中心に据えることへの決意や、
自分の人生観を、
春の風や海を前にした時の
心が解放される瞬間や、

どこか切なくなる気持ちに託して、
ありのまま歌ったものです。

この曲が誰かの生活に寄り添うものになってくれれば嬉しいです。

ーーー

Q7
京都のライブハウスでも働いてたり活動しているasayakeさんの
仲のいいバンドさんや、
このバンドいいよ!ってバンドさんがいれば教えてください。

ーー

佐:仲良しのバンドは、
わりと全国各地にいるんですが、

京都だったら 綴 (ピアノ有インストロック)や ピアノガール ですね。

大阪は先輩になりますが TheSpringSummer は大好きで企画にも呼ばせていただいたりしています。

東京だと undersign や TOKYOGUM などが特に仲が良いですね。

ーーー

Q8
これからはよりいっそうにガッツリ活動していくだろうと思います。

今後のリリース予定のアルバムを、どんな内容か可能な限り教えてください!

ーー

佐:demoに入ってる曲もありますが、
ほぼ新録で揃えて、
今現在の asayake が感じられる一枚になりそうです。

また、メンバーも正式に決まったので、今までできなかったアー写やPVなんかにも全力で取り組むつもりです。

メンバーの不備なく活動できるというのは、
当たり前のようで、
とても奇跡なことなんだなと身をもって感じています。

細かい内容は伏せておきますが、

とにかく楽しみな予定がいっぱい決まっています。

楽しみにしておいてください。

神:この生き方を選んだことで
失ったものや、
手に入れた豊かさや、
僕たちが涙したもの、
愛したもの、

誰かに言って欲しかったことが詰まったアルバムになると思っています。

僕たち四人の人間性が伝わってくると思っています。

ーーー

Q9
これは聴いて欲しいなってアルバムを3枚教えてください!

佐:Do As Infinity /「Do The A-Side」

…僕のアレンジの原点はここですね。

今聴いても瑞々しいアルバムです。

神:猿ダコンクリート /「形と成して始まる」

エモポストロックや変拍子のサウンド、
なにより言いたいこと、
感情がそこの中心にしっかりと存在しているバンドです。

猿ダのライブを見ていなければエモやハードコアに興味を持つこともなく、asayake も組んでいなかったかもしれません。

僕の行動を大きく変えたバンドです。

Bluebeard「Bluebeard」

asayake のサウンドを形作る上で影響を受けたバンドは
CDショップでデカデカと展開されるバンドから、
身近で活動しているバンドまでたくさんいますが、

日本のエモ、

というと、
僕はまずこのバンドが思い浮かびます。

おそらくもう廃盤になっていて、
なおかつ僕も持っていませんが、
某動画サイトで聴けるかもしれませんね。

As Meias のボーカルが在籍していました。

是非聴いてみてください。

ーーー

Q10

今までのファン、これからのファンに一言お願いします!!

ーー

佐:2014年は攻めまくる一年になると思いますので、
どうか応援の程よろしくお願いします!!

神:僕たちの人生が詰まったこのバンドが、
もしあなたが戦う助けや、
生活に豊かさをプラスするものであれたなら、
これほど嬉しいことはありません。

聴いてくれる人、
応援してくれる人にとってそういう存在でありたいと思っています。

リリースを含めた今年の活動で伝えていきたいことが沢山あります。

応援よろしくお願いします!

ーーー

ほんとはまだまだ聞きたいことありましたが、ほんと自分はまだまだですね。

またお話ができたらと思ってます、
あのとき貰ったバックパス今でも持ってますよ。